〜恋文〜
 



白ヤギさんからお手紙ついた〜♪黒ヤギさんたら読まずに・・・
 



「コレって・・・」
 
寺院には定期的に郵便物が運ばれてくる。しかしどれも決まって仕事の内容のモノだけだった。でも今日はそれに混じって見慣れない郵便物が混じっていた。うっすらピンクに色づいた花の香りがする封筒が異様な雰囲気を醸し出していた。
 
「・・・三蔵宛みたいだ」
 
宛名を見ると玄奘三蔵法師の名らしき文字が書かれていた。そして差出人の名は『劉 鈴華』・・・どう見ても女性の名らしき名前だった。
 
「・・・・・・何て読むんだろ?」
・・・どうやら悟空には漢字が読めない様だった。(苦笑)因みに私にも読めません。(能無し作者)
 
「・・・女みたいな感じがする」
どうやら野生の勘で女性の名前だと察知したらしい。
 
 
それは三蔵が仕事で寺院から出かけて、悟空が一人寺院に残った時の出来事だった。
普段ならあまり気にとめない郵便物が異様にきになって、つい三蔵の部屋の机の上にあった郵便物の束を見てしまった。
 
「三蔵宛に女からなんて・・・何だろ?ムッチャ気になる!!」
 
中身が気になってしょうがない。だけど流石に人としてヤバイだろ?っと理性が押しとどめる。
でもでもでも・・・
 
「気になるーーーーーッ!!コレってやっぱりラブレターとかいうヤツ?!三蔵に?!!もしかして『三蔵さん好きです』とか『付き合って貰えませんか?』とかって書いてあるのかなー?」
↑こういう知識は悟浄から教わったらしい。
 
「まさか・・・前から文通してるとか?!三蔵と!!?オレにナイショで!!?」
内緒も何も話す義務はないだろう悟空・・・。
 
「三蔵に女女オンナ・・・」
 
悟空はショックを受けていた。女に興味など微塵も見せないあの三蔵が女からの手紙?!天変地異の前触れかもしれない・・・。(酷い言い草だ)
 
 
「何ブツクサ独り言云ってンだテメー?」
「あっ、三蔵。お帰り〜(汗)」
 
咄嗟におもわず謎の手紙を自分の服の中に隠す。
 
「は、早かったんだね」
「あん?・・・ああ、意外と早く片がついたんでな」
 
思いがけず早く帰ってきた三蔵に驚く。
 
「つーか何オレの部屋にいるんだテメー?」
「ええっ?あっ、そ、掃除だよ。掃除しよっと思って」
「掃除・・・ね」
 
三蔵は辺りを見回す。今朝自分が出ていった時よりも何だか汚れているのは気のせいだろうか?
 
「・・・余計汚してンじゃねーのか?」
「ち、違うモン・・・」
 
三蔵はやたらと散らかっている机の上を見る。
 
「雪崩れ起こしてんじゃねーよ(怒)」
 
実際、手紙の山が崩れていた。(悟空が荒らしたから)
でも謎の手紙については流石に気付いていないらしい・・・。
 
「・・・(どーしよ)」
 
咄嗟に隠してしまった謎の手紙。三蔵宛のモノなのだから自分でどうこう出来るモノじゃないことぐらい解ってるけど・・・でも・・・
 
「・・・(コレ渡したらどうなるんだろ?)」
 
まさか・・・三蔵は自分の元から居なくなるのでは?
悟空の心がチクリと痛んだ。
また・・・一人になる・・・置いていかれる・・・
 
 
────────────孤独───
 
 
 
「ヤダよ!!オレ三蔵と離れたくねーよ!!(涙)」
「・・・?オイ、いきなり何云ってンだ?」
 
急に泣きついて来た悟空に三蔵は驚く。
 
「オレ、ずっとずっと三蔵と一緒にいたいよ」
「・・・何急に云って・・」
 
ひらりっと舞い落ちる一通の手紙。悟空が腹に隠していた手紙が床に舞い落ちる。
 
「・・・なんだコレ?」
「アッ!!その・・・えっと・・」
 
しまった!!といった感じで悟空は顔を伏せる。
 
「・・・劉 鈴華?」
「そう言う風に読むんだ?!ねっ?ソレ誰???」
「ちょっと黙ってろ」
「でも・・・三蔵」
 
ピリピリッ。封を開けて中の手紙を読む。
 
「・・・・・?三蔵?」
 
読んでしまった内容・・・解らないけど三蔵はオレから離れちゃうの?
悟空の不安を余所に三蔵は黙々と手紙に目を通す。
 
「・・・・・・」
 
手紙を読み終えた三蔵はしばし沈黙する。
行っちゃう・・・三蔵が行っちゃう・・・
 
「何処にも行かないで三蔵!!」
「はぁ?!さっきから何云ってンだテメー?」
「だって、その手紙・・・」
 
女の人からでしょ?それで三蔵はその人の所に行っちゃうんでしょ?とは聞けない・・・
 
「手紙・・・?あ?んなに気になるンなら読むか?」
「えっ?イイの?」
「ホラよ」
 
ポイッと手紙を悟空に投げる。
悟空は開いて中の手紙を読む・・・
 
「・・・・・・何て書いてるのか読めない」
そりゃ漢字が読めないんだから無理っしょ。
 
「バカかテメー・・・」
「だってまだ習って無いモン・・・(めそり)」
「・・・ちっ。なんだってこんな手紙が気になるんだ」
「だってだって・・・女の人からなんでしょ?」
「・・・まぁな」
「だって・・・『ラブレター』なんでしょ?」
「はぁ?!!」
 
悟空の問いに三蔵の目は点になった。
 
「・・・・くっ」
「な!何笑うんだよ!!」
「テメーが可笑しいコト云うからだろ・・くっく」
 
人が真剣な話してるのに!っと怒る悟空とソレを笑う三蔵。
 
「確かにコレは女からの手紙だけどな・・・コレは礼の書いてある手紙だ」
「れい・・・?」
「ああ、この前道端で苦しがってる女がいたんだ。ウゼェけどな・・・」
「なんだ。その人が『劉 鈴華』って人で、三蔵が助けてあげたってコト?」
「ウゼェけどな・・・偶然だ」
「ソレでお礼の手紙?」
「そんな所だろ」
 
三蔵の容姿を見れば誰でも『三蔵法師』だと気付くだろう。金糸の髪と紫暗の瞳、類い希なる容姿・・・一目瞭然で『玄奘三蔵法師』だと誰もが気付くであろう。
 
「三蔵って人気モンなんだ」
「・・・ンなコト知るか」
 
悟空に安堵が訪れる。
 
「『ラブレター』じゃなかったんだ・・・そっか♪」
「一体何の心配してんだ貴様は?」
「ううん。三蔵大ー好き♪///」
「離れろ。暑苦しい!///」
 
 



仕方がないのでお手紙書〜いた♪ さっきの手紙のご用事なぁに?
 
 


THE☆END
 



お・・・オチてない?(何を今更・・・/呆)
悟空・・・独り言多すぎ。(笑)って云うか、別題「悟空の独り言」に決定だな。
ちょっと今までと作風を変えてみた(?)んですが如何でしょう?(何処が変わったんだ?って?)
 
ラブレターってアンタ・・・(苦笑)
今時あるんでしょうか?
今時文通って・・・せめてメル友でいこうよ。(苦笑)
唄は全然全くもって関係ありませんね。(笑)・・・いや、ただ何となく。(苦笑)
 
どうにもこうにもやっぱりギャグかい。(涙)
『劉 鈴華』は「リュウ リンファ」と読みます。
 
三蔵が人助け?・・・またまた偽物?!(爆笑)
・・・そういう日もありますって。(フォロー?)
つーか、三×空?空×三?・・・どっち?
 
・・・考えるだけ無駄か。ふっ。(諦)



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