HaPpY?





 
 
 
 
最近孫悟空の様子がオカシイ。極まれな事だが、孫悟空が怒っている。誰の眼から見てもソレは一目瞭然であった。
 
 
「どうしたんだよアノ猿?(ヒソヒソ)」
「僕にも判りませんよ・・・(ヒソヒソ)」
 
 
悟空の側でヒソヒソ話をする悟浄と八戒の声さえも悟空の耳には聞こえていない。聞こえないくらい怒っているのだ。まるで聞く耳持たずという感じで。
 
 
「あんなの初めてじゃねーか?(ヒソヒソ)」
「ええ、僕も始めてみましたよ(ヒソヒソ)」
 
 
ヤサグレと言うよりはまるでお子様が欲しいオモチャを買って貰えなくてグズってるような感じ。
2人には悟空がそんな感じに見えていた。
 
 
「そりゃお子様かもしれないけど・・・アレはどうよ?(ヒッソリ)」
「オカシイですよね・・・(ヒッソリ)」
 
 
悟空から微妙な距離をとり話を続ける悟浄と八戒の声はまるで聞こえていない・・・
 
当の本人はと言うと・・・
 
怒ってるというか、拗ねている。
 
 
「絶対アレのせいだよな?」
「判りませんが・・・多分きっと」
 
 
悟空のハンストの原因・・・十中八九『アレ』
 
 
「三蔵・・・のせいだよなァ?」
「そうでしょうかねやっぱり・・・」
 
 
悟空のハンストの原因・・・十中八九『三蔵』
 
三蔵はというと、一人何事もないように椅子に腰掛けて新聞を読んでいた。
よくこの最中に平然としてられるモンだと2人は内心感心する。
 
 
「五月蠅いぞ悟空」
 
 
先程からブツブツと独り言のように文句をたれてる悟空に三蔵がピシャリと一言言い放つ。
 
 
「・・・・・・・。」
 
 
悟空の無言の訴え。
しかし三蔵は「静かになったか。よし」などと考えながらまた新聞に集中しようとしていた・・・(オイ)
 
 
「・・・・・・・・三蔵のバカー!!」
 
 
ぼすんッ☆
 
 
悟空の持っていた(抱きかかえていた)クッションが新聞から眼を離した瞬間の三蔵の顔にクリーンヒットした。ソレはもう鮮やかに・・・
 
 
「・・・・・・・悟空(怒りゲージ上昇中★)」
 
 
三蔵の顔からクッションは剥がれ落ちる。三蔵の表情は正に「怒っています」と顔に書いてあった。
 
 
「三蔵のバカー!」
 
 
ヒュン!ヒュン!!
 
 
悟空は自分の周りにあるモノを手当たり次第三蔵に投げつける。そして三蔵はそれを瞬時に避けていく。(最初のクッションは不意打ちだから喰らったらしい)
 
 
「テメー!いい加減にしやがれ!!俺が何だっていうんだ!!」
 
 
急に「バカ」と言われ物を投げられたり踏んだり蹴ったりな三蔵が遂にキレた。(今日は結構我慢した方らしい)
 
 
「だって三蔵!・・・・・三蔵・・」
 
 
語尾が小さくて聞き取りづらかったが「忘れてる」と悟空は言った。
 
 
「はっ?俺が何を・・」
「三蔵忘れてるじゃんか!!」
 
 
今度は大声で抗議してきた。
悟空は三蔵が何かを忘れている事に対して怒っている・・・否、拗ねているらしい。
 
 
「俺が一体何を忘れているって?」
 
 
非が自分にあるとはまず思ってもいない三蔵。(なんて俺様な・・・/汗)
思い当たる節もないと豪語する・・・
 
 
「忘れてるもん・・・・・俺の」
 
────────────────誕生日を
 
 
「・・・・・・・っつ!」
 
 
4/5・・・・それはつい先日過ぎ去った日。
4/5・・・・それは孫悟空のBirthday。
 
 
「「(・・・・・忘れてた(ました))」」
 
 
何だかすっかり出歯亀状態な悟浄と八戒だったが、その2人もスッカリ綺麗さーっぱり・・・忘れていたらしい。(苦笑)
 
部屋一帯に沈黙が続く・・・・・
 
 
「俺・・・・三蔵には覚えていて欲しかった」
 
 
悟空がポツリポツリと呟く。
 
 
「祝って欲しいとかじゃなくて・・・頭の中だけでも覚えていて欲しかった。・・・ただ一言言葉が欲しかった」
 
 
悟空は三蔵の目の前までゆっくりと移動していく
 
 
「俺が今ココにいる事を少しだけでも喜んで欲しかっただけなんだ・・・」
 
 
悟空は少し涙目になりながら三蔵を見つめる
 
 
「一番大好きな・・・大好きな三蔵だけには覚えていて欲しかったんだ」
 
 
そう言って哀しそうに笑った。
 
 
「悟空・・・・・・・」
 
 
確かに三蔵は忘れていたかもしれない。ましてや誕生日がめでたいとかそういう歳でも無いとも思った。だけど悟空のその哀しい笑顔に胸が少し痛んだ気がした。
 
 
「悪かったな・・・・」
 
 
そう言って三蔵は目の前の悟空を抱き締めた。
 
 
「俺こそゴメン・・・・・・・」
 
 
三蔵の意外に温かな胸に抱かれて悟空は素直に言葉が出た。一人で拗ねてた自分が少し恥ずかしくなった。
 
 
この世に生まれてきた「生命」を・・・あなたに逢えてこうして同じ時を刻んでいることを喜んで欲しかった───────
 
 
「ゴメンな・・・三蔵」
 
 
悟空は三蔵の胸にあった顔を上げて三蔵の表情を伺おうとした・・・その時
 
 
「んっ・・・・」
 
 
頭上から降ってきたモノ・・・それは
 
三蔵からの口づけ────────
 
 
「・・・・・・・・さ、三蔵?///」
 
 
突然の事で何が何やら・・・とりあえず顔は茹でタコも驚くくらい赤くなってると悟空は咄嗟に思った。
 
 
「誕生日・・・おめでとう」
 
 
そう言って三蔵は急にそっぽ向いた。多分三蔵の顔も負けないくらい赤く茹であがってるのだと悟空は想像した。
 
 
「・・・・お、遅れたけど、一応な///」
「ううん。ありがとう三蔵!最高の誕生日プレゼントだよ♪///」
 
 
互いに赤い顔をして結局元の鞘(ラブラブバカップル?)に収まった2人だった。
 
 
「つーかぁ、オレらが居る事無視してねーかアイツら?(ヒソヒソ)」
「綺麗サッパリ忘れられてますよね僕ら(ヒソヒソ)」
 
 
まるでアウト・オブ・眼中。恋は盲目?なのか???
 
 
ココにいてもイイですか?
 
アリガトウ、認めてくれて
 
子供ッポイ恋愛。純愛。それでもイイじゃん?
恋して愛してそしてずっと恋愛しようヨ♪
 
今の気持ちは────────きっとHAPPY☆
 
 
 
Fin
 








能書きも出来ないほどの後書きというかなり苦しい言い訳・・・
 
 
ゴメンナサイが素直に言えるのは良い事ですね。(だから何さ?)
ゴメンなさいー!!!(←あんた、謝ってばっかだよ)
悟空ゴメンよー!!!
いや、決して君の誕生日を忘れていた云々じゃないんだよー!!本気で違うからー!!(言い訳っポイ?)
あれよあれよという間に4/5はいつしか過ぎ去った・・・みたいなァ?(撲殺☆銃殺☆)
 
アレ?如意棒持って攻撃態勢?(汗)
あら?S&Wの安全装置解除してるのはどなた?(滝汗)
 
ダーッシュ!!(逃走)
 
チッ。又逃げやがった。(呆)
さて問題です。三蔵からの口づけは一体何処へのキスでしょう?
 
1.デコ
2.ホホ
3.瞳
4.多分本命?「唇」
5.予想を裏切り「手の甲」←紳士?!
6.空振り(ソレはないだろ/汗)
 
答えはCMの後で!(↑てゆーかアンタ誰?)


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