踏みにじられる花びら ちぎれた蝶の羽根 翼をもがれた鳥
冷たい鼓動が脈打つ。
気がふれた天使が舞い踊る。
それでも地球は回っている。
 
訪れることのないものを願い、足掻き続けるなんて、滑稽なことだと思わないか?
くだらない、偽善にまみれた未来にも別れを告げて、壊れた幻想をえがこう。
とてつもなく甘美な誘惑に身を任そう。
 
 
 
残酷な君の心臓、それは何よりも優しく美しすぎて。
僕は目を閉じてそれに頬を寄せる。
神など何処にもいやしないのに
 
今この世界で誰が奇跡を起こすというの?
 
愚かすぎる滑稽な世界で、自身の首を絞める白き女神など、僕にはいらないんだ。
さあ、行こうよ。闇が支配する楽園(エデン)へ。
共に、堕ちてゆこう。
愛しい、君。
 
 
 
 
 
       後書き
          カウント1002ヒットを取った美加紗のリクエスト、「世界を皮肉ったサディズムな詩」「快楽主義的破壊者の
          願望の詩」でした。打っていたら、詩ではすまされないほど長くなってしまい、慌ててカットしたという…。
          はっきり言って分野的にGWに載せて良い物か迷いましたが、他のコーナーには絶対置けそうにないしな。
          壊れたデュオでも思い浮かべて下さい。
 
 
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