市民プロデューサーシステム(CPS)
35ミリフィルムによる映画製作には相当の資金が必要で、その回収も保証されないために、わが国においては映画への投資家が大変少なく、また投資される監督も片よりがちになっています。そんな現状を打ち破ろうと熱意有るプロデューサーによって様々な試みがされていますがまだまだ十分ではなく、私たちがその作品を見たいと熱望する監督達になかなか製作の機会が与えられていません。
私たちがただ観客として待っていてもその想いが叶わないのなら、一歩踏み出しより主体的に映画を作ることにかかわれないものでしょうか? シナリオを選定し、監督を指名し企業の思惑とは無縁に作りたいものを作ってもらう。そのような形で映画を私たちが共有できないでしょうか? 市民プロデューサーシステムは、市民自身が自らのできる範囲で、ハリウッドに代表される商業映画、個人映画、美術館や地方公共団体の映画作りとは違う、まったく新しい映画製作形態を目指しています。
もちろん、今までの自主映画とも少し違った、観客と作家というよそよそしい関係ではなく、自立した市民が作家と共に映画を制作し共有するしくみは、本来私達にとって、一番身近なメディアである映画を私達自身に取り戻す試みでもあります。
映画が生まれて二世紀目を迎えた今、ビデオ、フィルムの枠を超えて、新しい映画作りの波を起こします。
1・市民プロデューサーシステムとは、従来のハリウッドを代表とする商業映画の作り方や個人、公共団体の製作形態とは違う形で、自立した市民の連携を軸に、映画を作家と共に文化的財産として製作、共有するシステムとする。
2・各プロデューサーは2年1ヵ月25回に渡って、月2万円を積み立て、10名、500万円を最低単位の製作資金とし、企画によってさらに広く資金を募ることとする。
3・でき上がったフィルムは、作家と各プロデューサーの共有物として管理し、上映権等の権利を共有する
4・ 上映に際してのフィルム代、ビデオ権、放映権などの利益はあらかじめ定められた割合で発生ごとに分配する。
5・当初に定めた事項以外に発生した案件については、市民プロデューサーシステムの事務局がその場を設定し、作家、全プロデューサーが全員で誠意を持って議論し解決していくことにする。
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「つるヘン」自主上映第一号は京都で開催されます。そのメンバーの方達がHPを立ち上げ、上映の話やら、味のあるエッセイなど情報満載で発信されてます。映画以外の場所で始まる「つるヘン」ネットワーク。 ★ホロホロ企画WEB★ 応援よろしくお願いします。
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先日「パラダイスビュー」の撮影を担当された、としおかたかおさんからメールを頂きました。としおかさんも映画に使う小道具を持って、沖縄の撮影に参加されました。としおかさんのHPもその時教えていただきました。ちょっと硬派ですが、映画への愛情溢れる文章が一杯です。高嶺さんの映画に興味ある方は勿論、カメラマンという仕事に興味ある方必見です。ぜひ、御覧下さい。
http://www.intercity.or.jp/~toshioka
市民プロデューサーシステム事務局 代表・小川孝雄 700-00 岡山市北方三丁目3-40 086-222-0205(TEL) 086-223-6046(FAX) 中原省五 701-02 倉敷市玉島長尾福島36-2 086-522-3644(TEL) 086-522-7123(FAX)
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