第6章昼に搾乳することが一番の防暑対策 うちは発酵TMRを購入して、5日に1回給与しています。1日に1回給与の場合は、飼槽にエサがなくなる時間があるはずです。そのことが初産牛にとっては大きなショックです。食べたいときに、いつでも食べることができるように、しかも強い牛が寝ているときに食べることができるようにしてやることが大切です。そのためには1日に1回エサをやるときも、5日に1回エサをやるほうがうまくいくのです。 発酵TMRの場合、それがうまくいくのです。ただし、みなさんが使っているエサよりも10円/sほど高いと思われます。でも、その横着したぶん牛が結果として出してくれます。 防暑対策も重要です。ただ扇風機を回せば防暑対策になるわけではありません。イスラエルの酪農を見て確信したのですが、私は経験的に、昼に搾乳することが一番の防暑対策だと思っています。 昼に搾乳するということは、必然的に朝はもっと早く、晩はもっと遅く搾乳することになります。どちらも涼しい時間帯です。昼に搾乳すると牛は体温が下がり、非常に楽になります。すると日中でも結構エサを食べます。これが何よりも防暑対策になります。 |