指の作り方 指の作り方も腕や脚と全く同じで、コントロールポイントを追加してから必要な部分を引張り出して作ります。 ただ、指を作成してしまうと、線形状が非常に増えてしまいますので、指を作成する作業に入る前に全体の形を仕上げてしまった方が無難だと思います。 また、手の指を作成する為に追加したCポイントによって増えた線形状は足の指を作成する作業(またはその逆の作業)に深く関係することになると思いますので、手と足の計画的な同時作業をおすすめします。 それでは、指の引張りだし作業の準備の様子・・・・ でもって、線形状を切替えて、Cポイントを追加!(図ではもうCPは追加済み)その後、手のひらっぽく見える様に形を整える。 すでに足首も同時に整形したつもり。 次にはいよいよ指の引張りだし作業! これは一応、親指を引張りだそうとしているところ。 親指の付け根に当るポイントと頂点に当るポイントを追加。 でも、まだ引張り出しては駄目。 線形状を切替えて、親指の付け根に当るポイントをもう2点追加しなければ綺麗に出来ない。 ちなみに、この図でアクティブになっている側線形状にポイントを追加すると、その線形状は胸の方へと伸びて行き、足の方の作業には影響を与えないです。 ただ、必要なら胸、背中の作業をこれと同時にする。 線形状を切替えて・・・・・ 線形状を切り替えて、実際に親指の付け根に当るポイントを追加したところ。 実は、こちらのポイント追加によって出来た線形状は、親指の付け根になるだけではなく、全ての指の付け根にもなっている。 見方をかえれば、手のひら、甲の稜線になっている。(もし、有るとすればだが) ちなみに、この図でアクティブになっている側線形状にポイントを追加すると、その線形状は頭、足の方へも回り込み、足指の作業にも影響が出る。 この方向でポイントを追加したなら、脚部分の側の作業も同時に必要な場合がでてくる。 再び線形状を切替えて(戻して)・・・・・ 親指の頂点に当る部分を引張り出した状態。 で、後はこちら側の線形状に他の指の頂点と付け根に当るCポイントを必要な数だけ追加して、他の指も同様に引張り出してやる。 ちょっとだけ指の先端を調節 他の指も引張りだし終わって、指の先端部分の形を調節しているところ。 基本的に指の先端の形の調節はハンドルの操作だけで行う。 足の指は・・・・・・ 足の指も手の指と全く同じやり方で引張り出す。 ただ、手の指の作業とのタイミングの事もあるので、それだけは上手く調節して・・・。 実は、足は手と違って、足首の所で、90°近く曲がっているので、最初少し戸惑いました。が、慣れると、手と同じに作業できます。 でも、正直、足首が曲がっている分だけ、手に比べて皺が極端に出てしまいます。 未だに上手くその皺を取り去る事が出来ない状態です。 以上で・・・ 以上で「なまこ型」の人体モデリングの基本的な部分の説明は一通り終わりです。 顔は?と思われた方もいらっしゃると思います。 実は・・・・・顔はまだ、作ってみた事がないのです。 と云うよりも、はたして、一体型モデリングで手足が作れるのか?と思って試してみただけですので、顔はまだなのです。 取りあえず、一体型の人物モデリングの成果は見てもらった通りです。 理論的には可能そうですが、実用性に関しましては??????な状態です。まあ、私の技術の問題もあって、上手く皺が取れないって事もあるのですけど。 一応これ以外にも細々とした点で書く事も無くはないのですが・・・ それは、また今度、C.O.R.Eを使ったポーズ変更、アニメーションも含めて続編を追加する形にでもします。 顔を作ると多少作業手順も変わってくる事でしょうから。 どうもでした。 (絵・文 こ〜いち さん 990910掲載) 前のページへ戻る なまこ煮次回予告! |