理想的な嚥下食


通常の医療機関等では、食事の種類に患者(入所者)をグループ分けして
コンピュータで集計して、食数管理・材料発注・計り出し等処理される。  
合理的に処理される方法としては、全く問題なく、何の疑問も今まで聞いた
ことがないのは、なぜだろう?おかしくないかな?個人対応はどこまで・・?

私の施設には、嚥下食はないのです。でも例えば、
朝食は、お粥のミキサーとみそ汁(とろみ付き)+○○○
昼食は、ミキサー食を1人前(お粥と副食とろみミキサー)
おやつに、ごっくんゼリー。
夕食は、お粥ミキサーと濃厚流動と果物缶+○○○・・・

ちょっと、わかりずらかったかな?

私が言いたいのは、規制のパターンに患者(入所者)をグループ分けするの
ではなく、栄養関係部門(厨房)のできるパーツ(種類)を一人の方に組み合
わせる発想なんです。だから、コンピュータで集計するのも難しい!!厨房の
みんなの頭がコンピュータなんです。日々変わる、情報をミーティングで伝達し
つつ、食事中の対象者の食卓までおもむき、実際に話を聞いたり、他職種から
情報を収集し、その後の献立や調理方法の参考にするんです。言う言うのは簡
単だけど、実際にするのは難し〜い!!食事中の訪問は、クレームの嵐です。

でも、そのクレームを前向きな貴重な意見として聞き入れる姿勢が大切です!!


在宅(家に帰っても)でも続けられる、食事を施設でも提供すべきと考えます。
全国的に嚥下食というと「ゼラチン・ゼリー」が常識ですが、大病院で何十食も
作るときにはいいですが、家庭でたった一人のために毎食「ゼラチン・ゼリー」
ができるだろうか?それを指導することは無理があるんじゃないかな?って。


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