「北海道ぐるり一周10日間」9日目


さて。せっかく帯広に寄ったのに、豚丼も食べずに南下。ぐっすん。
旧国鉄の広尾線の愛国、幸福の両駅跡に立ち寄りつつ、黄金道路を走ります。
泊まりは浦河なんで、余裕があったんですけど…あまり観光できてないにゃ(笑)
行き当たりばったりもイイが、下調べも大切だと痛感(笑)



 旧国鉄・愛国駅
旧国鉄広尾線の愛国駅跡。現在の名称は「愛国交通記念館」。
入館無料。8〜17時(冬期は9時から)。12〜2月は日曜日のみOPEN。無休。
駅舎の中は当時の時刻表、当時使われていた道具等が展示されています。
ここと後述の「幸福駅」は、国鉄の「ディスカバー・ジャパン」というキャンペーンの一環で
(山口百恵の『いい日、旅立ち』がコマソンのアレね)、全国的に有名になりました。
「愛の国から幸福へ」というキャッチコピーのもと、幸せのお守りとして、恋人へのプレゼントとして
「愛国→幸福」の切符が大ブームになりました。今でも、近くの売店にいけばありますよ。¥220。
しかし、キャンペーンの甲斐も空しく…広尾線は昭和62年に廃線。乗りたかったにゃ〜
最寄は、JR帯広駅から車で約30分。



 駅構内
愛国駅構内。このSLは、当時貨物輸送に活躍した9600形蒸気機関車。
駅舎とホームはそのまま残ってました。訪れる観光客が多いらしいです。



 旧国鉄・幸福駅
旧国鉄広尾線の幸福駅跡。現在の名称は「幸福鉄道公園」。
元々は「幸晨」という地名だったが、福井からの入植者が多くいたので
合わせて「幸福」と改名したらしいです。キレイな地名ですねぇ…
ここは観光コースにも組み込まれているらしく、今でも多くの人が訪れます。
駅舎の中は定期、名刺、切符、プリクラ…が所狭しと貼られています。まるで鍾乳洞みたい(笑)
近くに売店もあり、例の切符を売っています。「愛の国から幸福へ」。
最寄は帯広空港から車で約10分。



 駅構内
幸福駅構内。遠くに見えるのは当時使用されていた気動車。キハ22。
この後ろにもラッセル車とキハ22が置かれています。
これだけで見ると、とても廃線になっているとは思えませんねぇ…



 襟裳岬(その1)
日高支庁の最南端、襟裳岬。まず驚くのは強風。
「えりも風」と呼ばれる、風速10m以上の風が年中(年間290日以上も)吹いているらしい。
そのために木々が育ちにくく、昔は「えりも砂漠」といわれるほど荒涼としていたとか。
入植者の努力の甲斐があって、今は緑が増えつつあるらしいです。
エンドレスで流れる、森進一の「襟裳岬」(島倉千代子もアリ。)が耳についてから…(笑)
そー言えば、青森の竜飛岬も演歌が流れるとか。>「津軽海峡冬景色」
最寄は、JR様似(さまに)駅から車で1時間。



 襟裳岬(その2)
上記写真の下側を撮影。霧で見えないが、岬の先数kmにわたって岩礁が伸びているとか。
日高山脈が海に落ち込んでいるらしい。
強風を体験したい人は、ここに「襟裳岬風の館」っつーのがあります。
風速25mを体感できるらしい。ワタシは入ってないが。つーか、外が風強いんで充分です(笑)
8〜19時(冬期は17時まで)。無休。所要1時間。¥500。



 襟裳岬(その3)
上記写真の場所に降りて、海鳥を撮影!
…数十回トライして、まともに撮れたのはこの1枚のみ。
アホなことに時間を費やす我ら…(爆)





さぁ。次はいよいよ最終日。「北海道ぐるり一周10日間」の十日目、大都市・札幌です。
ゴール目前〜♪



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