井笠バス資料館

このページは本社のある岡山県笠岡市を中心に岡山県西部と福山市、神辺町を営業エリアとしていた井笠鉄道を勝手に応援、紹介するぺーじです。
井笠鉄道は名前のとおり、かつては笠岡〜井原、井原〜神辺、北川〜矢掛間の路線を持つ鉄道事業者でした。レール幅が762oと狭く、軽便鉄道と呼ばれ、走る客車は“マッチ箱”と称されていました。しかし、自家用車の普及が急速に進み、昭和42年には井原〜神辺、北川〜矢掛間が廃止、残る笠岡〜井原間も昭和46年に廃止され、バス専業事業者となりました。
昨今、自家用車の普及や平成11年の井原鉄道の開業等で、路線の廃止、減便、車両の小型化、営業所の再編がおこなわれ、大変に厳しい状況となっています。しかし、運賃の値下げ、都市間高速バス路線の開設など、積極的な施策も行われていました。
バス事業の規模は中堅といったところですが、保有台数の割には種類が多く、いすゞ、ふそう、日野の3メーカー在籍していました。
たいていのバス会社は、ある程度導入する車種基準を決めていますが、井笠の場合は基準が不明で、はっきり言って何がなんだかよくわからないラインナップですがそこが堪りません。

ココでは井笠鉄道バスに過去在籍した車両とその分離子会社の北振バスの現在在籍中の車両、過去在籍した車両を紹介していきます。残念ながら古い車両については写真どころか資料も持ち合わせておらず、かすかな記憶をたどって記述したものもあり事実と異なることがあるかもしれません。もし間違った記述等がございましたらお知らせください。現役時代の写真が無いもいのについては廃車後の様子や、サイドビューイラストで雰囲気をつかんでいただければと思います。また詳しい資料、写真をお持ちの方、ご教示いただければ幸いです。

鉄道事業廃止後も、かたくなに会社名に鉄道を残している誇り高き井笠鉄道のさらなる健闘を願っていましたが・・・
2012年10月31日をもって101年の長い歴史に幕を閉じてしまいました。


なお、本ページは個人で記述したものであり、かつて存在した井笠鉄道株式会社とは全く関係ありません。

井笠鉄道バスの車両紹介
(車輌データの訂正を行ってます)
(2012年10月31日現在までが最新となります)
北振バスの車両紹介
昭和40年初頭の井笠バス路線図
(別ウインドで開きます)
井笠鉄道バスのあった風景
【北振バス】さよなら矢掛〜高梁線 最終日リポート