さようなら 矢掛〜高梁線 

戦前より運行されていた矢掛〜高梁線(北振バスの運転手さんの話によると昭和7年から井笠バスが運行しているそうです)ですが、過疎路線ゆえ井笠バスから経営が分離され、過疎路線の受け皿となる100%出資子会社の北振バスを設立し、井笠バスから運行が移管されました。そして朝・夕1往復づつの合計2往復で現在まで至っていたのですが、平成の大合併の号令のもと、高梁市が周辺の町と平成16年10月1日に合併することに伴い、矢掛〜高梁線の補助金が9月末をもって打ち切られたため、平成16年9月30日をもってやむなく廃止に至ってしまいました。

矢掛〜高梁線の最終便の模様等をご覧下さい。

(取材日:2004年9月28日・30日(乗車日))

矢掛駅待合所にある路線図です。
今は運行されていない矢掛〜福山線や
井原〜岡山線などなど・・・
路線図は数年前のままです。
今日で役目を終える時刻表と運賃表です。
1989年式、日野P-RB115AAが最終日の高梁線のトリを務めます。
私の幼い頃の高梁線にはいすゞBYが運行されていたと記憶しています。BY引退後はBA05Nが、そして北振バス移管後はこのRBが用いられていました。
この方向幕を掲出しての運行も明日から過去帖入りしてしまいます・・・。
そして16時23分、高梁行き最終便が矢掛駅を出発していきました。どうしても廃止区間のバスの走り写真が撮りたかったので発車を見送ったあと、宇戸谷に先回りしてこのバスを待つこととしました。

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