まずは計器の左席全景です。日本の車と違って主操縦席は左側です。 でも、ほとんど全部といっても良いほど、右側にも操縦輪がついています。まれにラダーペダル(足で操作する方向舵)に車輪ブレーキがついていない場合があります。 前席両方に操縦輪が装備されている目的ってなになんだろう?私も知りません。 以前にテレビで、だちょうクラブの上島竜平がセスナか何かの右席にすわっていて、操縦させていたら操縦輪が”スポッ”て抜けておお慌てしていたシーンがありましたが、私は死ぬ寸前まで大爆笑させてもらいました。 こんなことがあっても良いようにかな?知っている人がいたら教えてください。 計器板写真の左上より右に向けて、端までいったら下へとウンチクたれます。 |
ずばり、”時計”です。最近の時計は芸達者で、外気温度(摂氏と華氏)や、電圧まで表示できます。 今までの時計といったら・・・・時計機能だけでした。が、この写真デジタルですよねぇ? 法的に必要とする装備品に”秒刻み時計”となっていたはずなのですが・・ これも知っている人、教えてください。デジタルでもいいのかな?アナログじゃないとだめだった様な気がする。 現在表示中のものは上が電圧で、下が時計です。 |
対気速度計です。飛行中に加わる大気の圧力(動圧)を感知して、計器指示する一種の圧力計です。 高度がかわると空気密度が変わるため、この動圧も変化します。このため、静圧を導き、補正をしています。 この計器のマーキングについてですが、白色弧線はフラップを使用してもよい速度域、緑色弧線が常用速度域、黄色弧線が警戒速度域、赤線が超過禁止速度です。これを超過するとすぐにではないですが、機体が破壊される恐れがあります。 |
水平儀です。この系統は真空圧を使用してジャイロを回しています。機体の姿勢を指示します。パソコンのフライトシミュレーターばっかりやっていて、いざ実機に乗ると、水平儀ばっかり見てしまって、正しい操縦ができなくなっちゃいます。 注意しましょう。 |
静圧を導き、現在の気圧高度を指示する一種の圧力計器です。大抵の飛行機の静圧孔は胴体の側面についています。 |
VOR(VHF Omni Radio-range)の指示器です。VOR局から/局への磁方位を示します。航法装置のページ参照。 |
左側が左右燃料タンクの量を指示している燃料計です。右側がEGT(排気ガス温度計)とCHT(シリンダーヘッド温度計)です。 EGTを用いて、空燃比を適切に調節するものです。CHTは燃料を薄くしすぎた場合に上昇してしまうことと、エンジン出力をカットして降下した場合のシリンダー過冷を判断するためのものです。シリンダーヘッド温度は高すぎても低すぎてもだめです。 |
旋回計(ターンコーディネーター)です。2分計ともいいます。 一種のジャイロで電気により駆動されています。 旋回をうまく?するためのものです。下に通称”玉”とよばれるすべり計があります。このすべり計は旋回中に外滑り、内滑りをしていないかを知るためのものです。 |
定針儀(ディレクショナルジャイロ)です。 真空圧を使用してジャイロを回しています。進路を指示する計器です。この定針儀はオートパイロット対応なので、ヘディングバグ(日本訳なんだろ?)を向きたい方向にセットすると自動的にその方位に機首を向けます。便利なものです。 |
昇降計(バーティカルスピード)です。 静圧を導いて、上昇、降下の率(小型機では100フィート/分が多い)を示す。0より上に指示されていたならば上昇で100フィート刻みで上昇率を示し、0より下ならば下降率を示します。 要は1分間でどんだけ上がったか下がったかを示します。フライトシミュレーターではトリムタブを使ってやっと上下200フィートくらいで落ち着かせることができますが、オートパイロットを使うと”0”で保ちます(笑)>笑える人は笑えると思う・・・ |
うーーーんっ、見にくい・・・次回は写真をアップし直します(^^; 左より、オイル温度計、オイル圧力計、燃料圧力・・・?か燃料流量計、アンメーター(電流計)です。 |
いわずとしれた回転計(タコメーター)です。 大概のレシプロケーティングエンジンによるプロペラ駆動はクランクシャフトよりダイレクトにプロペラに接続されているため、クランクシャフト回転数を示します。まれに(本当)減速機なるものが付いている場合がありますが、私は見たことありません。 ターボシャフトエンジン系列では、減速機経由でプロペラを駆動していますので、又、別のものになってきますが、タコメーターはあります。 |
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