耳鼻科のページ

 

まあちゃんの耳

生後3週間したころ 耳漏(耳だれ)に気がつきました
まさか生後こんな早い時期に中耳炎になるなんて想像もしていなかったので驚きとりあえず近所の耳鼻科に連れて行きました
診察の結果はやはり『中耳炎』
この日から まあちゃんの耳鼻科通いが始まりました

その後1歳のクリスマスの頃 発熱と耳の痛みを訴えるまあちゃんを連れて市内にある耳鼻科を訪れました
診察の結果 鼓膜の奥に膿がたまっているので切開をして膿を出した方が早く直ります…と説明され 鼓膜に穴を開けられました
これがまあちゃんにとって最初で最後の鼓膜切開でした

切開をした鼓膜は早いお子さんで翌日には穴が塞がるのでチューブという小さな管をその傷口に差し込み膿の流れ出す道として残しておくのだそうですが まあちゃんにはどうやら鼓膜の再生能力がなかったらしく いつまで経っても穴が塞がる事はありませんでした
その為に 常時鼓膜に穴の空いた状態になってしまいました。

穴が空いている事で 調子が悪くなったときにはすぐに耳漏が流れ出します
常時 耳漏によって湿っていることで 細菌感染も数回経験しました
常在菌とされる菌やMRSAなどに悩まされることがかなり多く 通院も毎日の様に通って耳の中を洗浄してもらう日々も続きました
イソジン液を薄めたものをスポイドの様なもので耳の中へ注入し 吸引してもらうというもので毎回終わったあとはめまいが起こるようでした

良くなったり 悪くなったりの繰り返しの中で気がつけば耳鼻科通いも14年目です
治療費もかなり高額になった年もありました
出された抗生剤をのみ続ける事が 恐くなって病院を変えました
きっかけは 薬剤師をしている友達の一言でした
『こんなきつい薬を飲み続けていいわけがない…』
そのころは 薬の開示義務がなく 一体わが子がどんな薬をどれだけ飲んでいるのかも分からない時代…
今から思えば とてつもなく恐い事でした

その後 総合病院へ変わり 今に至っています

鼓膜に穴が空いている事で 困ること…
それは洗髪の時… プール… 海等で水が耳にはいる事 
そしてなにより聞こえが悪いということです
大きな音がすると鼓膜というクッションがなく直接脳内へ伝わるので 頭痛を訴えたり座り込んだり吐き気を起こしたりしていました

そして 平成15年の夏休みに鼓膜形成手術を受けることになりました
手術をすれば 聴力は正常に戻るだろうという話しです
術方法は 【鼓膜形成術】で行い それが不可能だと判断した時点で【鼓室形成術】に変更もあり得るという話でした

                                平成14年12月の時点での耳鼻科回想録

鼓膜形成術  18年8月28日 更新 

術前検査 手術について 術後の経過
進行性難聴 聴覚過敏症 平成16年6月7日 

2004年5月 地元の耳鼻科で聴力検査を受ける
その結果 急激に右の耳の聴力が落ちていることが分かりました
正常値から難聴といわれるレベルまで わずか半年足らずで落ちていました
その診察時には 様子を見ていきましょうといわれたので 6月に岡山の掛かり付け病院でセカンドオピニオンを受ける事にしました

診断は 耳小骨の奇形 キアリ奇形 頭蓋底陥入症が起因する進行性難聴と診断をされました
この病気は聴覚神経が徐々に弱ってくることで 聞こえが悪くなるらしい
神経症状ということで 手術や薬での治療もなく経過観察をしていくのみということです
聴力が落ちてしまえば 人工内耳という手術もあるらしく いまの段階での聴力を補う為の補聴器は苦痛になるだけなので 使わない方がいいといわれました
幸い 左の耳の鼓膜形成の術後が落ち着いてきていて 聴力も正常値に戻って来ているので 左の耳を大切に治療していくことが大切だそうです

聴力の低下に伴い 聴覚過敏症という症状も出てきています
大きな音はとても嫌います
吐き気やめまい 不快感でパニックを起こしてしてしまいます

治療法がないということで 悲観的にならずに普通に生活をしていくことが大切なことだと指示されました
本人にも聞こえの差はわかるらしく 閉塞感を感じるそうです
学校や家でも 出来るだけ左側から声をかけるように 大きな音のそばには行かないようにするように気を付けていこうと思います

平成17年7月9日 追記
久しぶりに耳鼻科を受診する
術後の診察と聴力検査を受ける
最近 自分でも聞こえの左右差が気になるらしく うるさい音の時でも左耳をふさげば大丈夫…と
いうほど 右耳の聞こえが悪くなっていた
結果は かなり悪くなっていた
低音においては 聞こえていないかもしれない…という域まできているらしい

平成18年8月 追記 
右耳の聴力低下の原因は滲出性中耳炎であると診断
継続治療を始める

平成18年9月 追記 
生活音には影響のない程度の難聴
低音部の聞こえが悪く 右側の聴力が1年前より落ちている 経過観察が必要…

平成19年3月 追記 
左耳の聴力も徐々に低下している

平成20年2月 追記 
鼻炎の悪化と中耳炎の再発… 1ヶ月間投薬で様子を見ることにする

平成21年3月 追記 
鼻炎の炎症は治まらず レーザーでの治療を勧められる
中耳炎は浸出性なので切開をした方が良いということだったが 自力での鼓膜の再生が困難なので様子をみることにしていただく
聴力検査→右耳が全体的に落ちている 低音部分は極端に聞こえがわるくなっている

平成21年5月 追記
会社の健康診断で治療力の再検査の書類を頂いてきた
低音部が聞こえていないという所見だったので 再度聴力検査をしていただく
以前から低音部の難聴は指摘されていたので そんなに驚くようなことではなかったし原因もほぼ分かっているのだけど 受診後結果を記入した書類を提出しなくてはいけないので…
結論としては 低音部の難聴は進んでいるということだった
耳小骨の奇形と人工鼓膜の石灰化が原因だろうと言われる
頭部の疾患から来ていることも考えられるが 生活に必要な音は聞こえているのでこのままの治療を続けるしかないのだといわれる