さよなら 岡サロ専用機 EF65 123下関車両センターへ回送。


 さよなら ヒフミ。とうとう解体開始。

 とうとう、解体が始まったEF65 123。この段階では屋上機器(モニターなど)や窓ガラス・メーカーズプレート付近の点検蓋などが撤去されている。2003.3.10 幡生駅ホームより撮影。左端に少し見える白いものは「フェスタ」である。Cyber-shotF707で撮影。

  


大方の予想に反して単機で下関車両センターへと回送された、岡サロ専用機 EF65 123(愛称ヒフミ) Cyber-shot F707で撮影。

 2002年5月9日、ユウユウサロン岡山の専用機であるEF65 123「愛称 ヒフミ」が下関車両センターへ向けて回送された。残念ながら、これは検査入場ではなく、廃車・解体の為に回送された模様だ。今年の3月下旬頃にブレーキトラブル(原因エア漏れ)が発生し、バッテリ-にも問題を抱えていたらしく、パンタグラフを上げるのも、棒で押し上げる状態だったようだ。
 

 4月以降のユウユウサロン岡山の牽引が下関車両センター所属のEF65-1125に変更された上に岡山に常駐するようになり、「ヒフミがヤバイのではないか」という話がささやかれるようになった。5月9日
、とうとう事実上の廃車回送となってしまった。やはり、部品確保が困難なのと各部の老朽化が激しく、致命的なブレーキ系のトラブルのため、急遽引退となったのではないかと推測される。過去の例では金沢のJT「ゆうトピア和倉」(キロ65-1+キロ65-1001で485系電車と併結できるように密連化と足回り強化がなされ、120km走行可能だった。485系と併結時はトレーラー扱いだった。)がカニカニ列車使用中に故障が発生。検証の結果、致命的なトラブルが発見された為、2ヵ月後に廃車になった。
 
 下関車両センター所属のEF65-1125はずっとそのまま岡山に常駐するということはなく、数ヶ月単位でローテーションする模様だ。

 最後の営業運転となったのは、今年の3月16日に行なわれた「県内1周号」でサロンカーなにわ2両を岡山−備前片上間で牽引した時であった。最後の岡サロとの組合せが今年の2月10日に運転された時で、琴平まで入線した点やヘッドマークが付いていたことで注目を浴びていた運転だった。

 

この4点は5月9日朝の様子です。片側のパンタ(1エンド側:下関側)が上がっているが、ここ数日はこのような1パンタ状態で留置されていたとのこと。Cyber-shot F707で撮影。 岡山機関区にて(機関区の許可を得て撮影しております。)

 2001年12月の訓練運転の画像です。

Data:Canon EOS-3+EF70-200mmf/2.8L USM RMS(ISO100)
Data:Canon EOS-3+EF70-200mmf/2.8L USM RMS(ISO100)