山陽新幹線 新大阪−岡山開業30周年記念イベント・リバイバルトレイン運転。


 2002年3月15日に山陽新幹線 新大阪−岡山間が開通して30年になりました。JR西日本では岡山を中心に各種イベント、リバイバルトレインの運転が行なわれます。まずは、3月16・17日に運転された「県内1周号」・リバイバルやくも・EF58-150+マイテ49、新幹線祭。2ページに3月30日の「リバイバル鷲羽」撮影記、3ページ目に「リバイバルやくも+イゴマル」撮影記、4ページ目「リバイバルしおじ・リバイバルはと運転」を載せています。


 3月15日 リバイバルやくも用キハ181系5両、岡山に到着。

画面左:岡山駅に到着したキハ181系5両で大阪側の先頭車は運転台窓Hゴムが金属枠抑えに変更されたキハ181-15である。
画面右:ステッカー式?のJNRマークが付いた。JRマークも消されている。2画像ともCyber−shot F707で撮影。

 この夜は、岡山気動車区ではなく電車区に入区したようです。(本線側)


3月16日、リバイバルやくも、0系ひかり、県内1周号運転。
(おまけ、イゴマル+12系×5+マイテ49 2の回送)

左上から、EF65-123+なにわ2両の回送列車(県内1周号の備前片上発)。右上:EF65-1134+旅路2両が岡山駅に入線したところ。
左下:EF65-1134+旅路2両の回送列車(県内1周号の糸崎・尾道発)。右下:DE10-1147+岡サロ2両+EF65-1123のPPによる回送
列車(県内1周号の宇野発) なにわの回送は朝の4:44発だったのにもかかわらず、岡山駅にはすでに30人ほどいたのには驚きま
した。僕が使っているCyber-shot F707はバルブ撮影にも大いに役立ちました。4点ともCyber-shot F707で撮影。



左:3月16日朝6:45頃の岡山新幹線運転所。右:「0系ひかり」に使われたR31編成。0系ひかりは今回はパス(友人に任せた)したため、この段階でヘッドマークが付いていたのはラッキーでした。いずれも画像も運転所脇の市道より、脚立に上ってCyber-shot F707で撮影しています。(左の画像が「鉄道ファン」2002年6月号のP151に細長くなりましたが載りました。


 左上から、7:20頃の庭瀬−中庄撮影ポイントの状況。右上:キハ181系×5「リバイバルやくも」。左下:尾道発の「県内1周号」ツアー参加者を乗せて岡山に戻って行くEF65-1134牽引のTABIJI2両。右下:EF64-9牽引の「県内1周号」。EF64-9はヘッドマーク&旗付きで、下関側からサロンカーなにわ2両+岡サロ2両+TABIJI2両であった。久しぶりに「珍ドコ列車」運転?となった。EF65-1134牽引のTABIJI2両のみはEOS-5+EF75-300mmf/4-5.6IS 富士フイルムPN400(ネガ プロ400)。その他3点はCyber-shot F707で撮影。
 庭瀬−中庄間は7時前までは10人ぐらいでしたが、7時を過ぎてから岡山バルブ組が大挙移動となり、僕が到着した時点で約60人を超えていました。最終的には少なくとも80人ぐらいは、いたのではないかと思われます。「リバイバルやくも」乗車の方々は庭瀬−中庄間の大混雑ぶりに驚きの声を上げていたとか。幸い、友人のオロフ50様が場所を確保していただいたおかげでこのアングル(いつもよりは少し本線寄り)で撮影できました。オロフ50様、ありがとう。


 県内1周号を撮影した後、オロフ50様と一緒に僕の車で山陽自動車道経由で瀬戸−上道間に移動しました。いつもの定番ポイントはすでにかなりの人がいたので、隠れポイントで撮影しました。編成で入れるよりもイゴマル重視で撮影しようと思ったので、こういうアングルで撮影してみました。この画像はCyber-shotF707で撮影したもので、トリミングをしています。ポジ(RDP3)のEOS-3+EF70-200mmf/2.8LUSMとネガ(PN400)のEOS-5+EF28-135mmf/3.5-5.6IS USMはこんな感じでアップ気味で撮影しています。


 イゴマルを撮影した後、すぐに山陽自動車道+R53経由で津山線弓削−神目間へ向かいました。向かっている途中にR53で工事による片側交互通行をしていたのですが、その際に2台ほど覆面パトカーが津山方面に向かって移動していました。そして久米南町の「道の駅」に程近いこのポイントを選びました。急行つやまにはいいポイントだったのですが、草が邪魔をしてDE10+4両が精一杯でした。あと、背景が緑なので露出決定も難しく、単体露出計とCyber-shot F707を使って最終的な露出を決めました。こんな時はデジカメが便利です。F707は、1/3刻みのシャッタースピード・絞りも選択できるので重宝しています。ここは、最終的に15人位でのんびり撮影できました。


3月17日 懐かしのEF58&マイテ運転。

 左上と右上:瀬戸へ向けて回送されるEF58 150+マイテ49 2+12系×5。通過時間は6:16で日の出時刻近辺だったので、スローシャッターで流してみました。左下:7:00過ぎの瀬戸-上道間の撮影ポイント状況。手前側がいわゆる85mmポイント、奥の線路側が135mmポイント。夜があけてから一気に人がやってきました。この画像で出ている方々の多くは前日からの徹夜組です。最終的には100人ぐらいいたのではないかと思われます。右下:瀬戸から岡山へ向けて回送される、EF58 150+12系×5+マイテ49 2。4画像ともCyber-shot F707で撮影。

 この日は前日からの徹夜組でかなりの人数が予想される、瀬戸−上道間へ行って来ました。なぜ、ここを選んだのかというと、この日の天気は「晴れ時々曇」で庭瀬−中庄間での撮影の場合、運転スジが前日のキハ181系「リバイバルやくも」とほぼ同じのため、思いっきり逆光(半逆光)になってしまう。それに比べて、回送区間である瀬戸−上道間のほうが順光になる。これを撮影後に現地から直接出勤しなければならない。ということで実際には庭瀬−中庄間のほうが明らかに近いのですが、回送の通過時間も出勤の1時間30分前ということでここに決定しました。
 深夜3時に自宅を出発し、瀬戸−上道へ向かいました。早速、定番ポイントに到着し、暗い中、状況を見ると三脚の山でした。85と135ミリポイントはすでに満席で、真っ暗の中、何とか70mmでいけるポイントを確保しました。夜が明ける直前からたくさんの人々がやってきました。ローアングル、ハイアングルなどでいい感じで僕の付近も2段のひな壇状態になりました。7:33の通過直前に上りの普通電車(広島の115系N編成)がやってきて、皆さん冷や冷やものでしたが、大きな影響は出ませんでした。

 今回の瀬戸−上道間は特に場所の取り合いでケンカや口論になることがなかったのでホッとしていますが、ただ、1つ残念だったのが、場所取り用として、おそらく前日か数日前に、あぜ道に木製の杭を打ちこんでいた人がいたこと。(決して左下画像の方々ではありませんし、打ち込まれていたのは85・135mmポイントの場所ではありません。)はっきりいって何を考えているのか分かりません。私有地に杭を打つこと自体、その人の常識を問われます。前日から現地泊まりこみでその場所にいればいいのにと思います。鈴鹿の日本GPの自由席では場所取りで寝袋でその場所に寝ている方々も多いです。(本人に言った人はいないと思われますが、結構非難の的でしたよ。場所は、僕が確保したところから1m右横で杭を打った上に白色のPPヒモでその杭と近くの電柱の間にくくりつけていました。) 僕自身は撤去したいと思ったのですが、ケンカ等に巻き込まれたくないし、せっかく遠くから撮影に来られた方々(その人は例外)にいやな思いをさせたくなかったのが心情です。そういう意味で4月27日は不安があります。


 岡山駅に戻ってきた、EF58 150+12系5両+マイテ49 2。Cyber-shot F707で撮影。


 この2日間はどこも人でいっぱいでした。あと、多かったのが県外ナンバーの車が多かったこと、なにわ・広島等の近府県のナンバーはもちろん三河など関東地区のナンバーも目立ちました。今回はポジ(EOS-3)、ネガ(EOS-5)、デジカメ(Cyber-shot F707)の3台体制で臨んだのですが、結果はデジカメでいい写真(特にバルブ関連とリバイバルやくも)が撮影できました。


 リバイバル鷲羽のページへ続く