3月30日「リバイバル鷲羽」撮影記。


 2002年3月30日、新大阪-宇野間に「リバイバル鷲羽」が運転されました。編成はJR西日本で唯一配置されている日根野区の165系3両+3両の6両編成で運転された。編成は宇野側からクハ165-30+モハ164-842+クモハ165-112(以上F302編成)+クハ165-71+モハ164-847+クモハ165-124(以上F303編成)でした。
 日根野区の165系電車は2002.3.23のダイヤ改正で定期運用から離脱したばかりで、この「リバイバル鷲羽」での運転が事実上、さよなら運転となったため、(4月には廃車予定)全国各地から鉄道ファンが撮影に集まりました。


下り撮影ポイント:備中箕島−早島間

快晴の中、宇野線を行く165系6両によるリバイバル鷲羽 Cyber-shot F707で撮影。 

 自宅から車で約5分の撮影ポイントで、僕のホームグラウンド的存在のポイント。普段は、このカーブではなく、ストレートがメインになるのですが、12:11早島着の115系D編成を使った2度のシュミレーションの結果、カーブの方がストレートよりも面つぶれしにくいことが分かったので、ここにしました。自宅からすぐのポイントにもかかわらず、現地入りはAM5:00でしたが、(通過は12:04)1番早い方でAM1:00現地入り(姫路の方でした)で僕が3番目でした。シュミレーションで使った立ち位置をキープできたのが大きかったです。天気は夜に降っていた雨も上がり、快晴でした。
 6:40過ぎに通過するサンライズ瀬戸と7:15過ぎに通過する貨物の71レがやってきません。どうも、前日の夜にJR東日本管内で人身事故があり、その関係で東京発のブルトレと貨物に遅れが出ていたためでした。サンライズ瀬戸は約2時間、71レは約2時間45分の遅れでしたが、サンライズ瀬戸と71レは通常であれば思いっきり逆光になっているのですが、遅れのためにまずまずの光線状態(少し曇ったのも大きい)で撮影できました。

画面左:8:43頃、通過した下りサンライズ瀬戸。通常は6:40頃通過となる。EOS-3+EF70-200mmf/2.8L USM RDP3
画面右:10:00に通過したEF210-15牽引の71レ。通常は7:15頃通過となる。3月23日ダイヤ改正から四国乗り入れ開始。ちなみにEF210四国初上陸は2000.8.22であった。(101号機) Cyber-shot F707で撮影。


 「リバイバル鷲羽」は6両編成なので、構図の決め方はマリンライナーが同じ6両なので決めやすく、露出は115系普通電車で決めます。画面左:ピンク桃太郎カラーである、クロ212−5先頭のマリンライナー。画面右:リバイバル鷲羽通過15分前に通過したD2編成の下り普通電車。いずれも、Cyber-shot F707で撮影。


 このポイントは朝方は以外と人が増えず、ストレートポイントの方がかなり多かったのですが、10:00を過ぎたあたりから、このポイントも次第に増えてきました。最終的には、ここが40人ぐらいでストレートポイントが30人ぐらいになりました。

 12:04。いよいよ165系6両の「リバイバル鷲羽」がやってきました。早島で運転停車する(上り快速マリンライナーと交換)ため思ったよりもゆっくりやってきました。そのため、デジカメのF707も急遽、3連写モードに切り替えて撮影(EOS-3と5は無論、高速連写)しました。3コマ目がトップの写真です。思ったよりも色が濃い目(少し褪色しているかなと思ったので)でした。


上り撮影ポイント:常山−八浜間


 撮影後は、オロフ50様と一緒に行動となりました。当初は宇野駅で展示会を撮影後に常山−八浜間に行く予定(電車利用)だったのですが、3月27日のロケハンの結果、車で行くことが可能であった、宇野駅の展示場所が順光にならないのと大混雑が予想されたため、宇野駅は行かずに車で常山−八浜間の小さな踏切のポイント(当初は隠しポイントと呼んでいた)へ直接向かいました。
 12:45頃現地に到着しました。すでに2人ほど到着していて、何とかロケハンどおりの三脚設営位置を確保しました。僕らが到着して15分後ぐらいに続々と人がやってきました。(意外と隠しポイントではなかった)

  画面左:3月27日のロケハン時に撮影した、D5編成。画面右は当日の105系F4編成。いずれも、Cyber-shotF707で撮影。


 このポイントを選んだ理由は前面が順光になるポイントで線路脇の草などが少ない所でした。当初はここの西側を考えていたのですが、架線柱とケーブルが邪魔だったのでこの構図にしました。この時間帯を走るのは105系F編成2両のみで1時間に2本しか走りません。その105系の車内が異常に混んでいました。やはり、宇野駅で展示中の165系が目的のようで、撮影後に判明したことは、13:28茶屋町発宇野行(105系2両のワンマン)が茶屋町駅で約20人以上の積み残し客が発生。その列車がワンマン運転のため、ドア開閉が2両で2箇所のみ(クハ104の前後ドアのみ)しか開かなくて降りようにも降りれない事態に。その後の列車は全駅で2両ともドア開閉(6箇所)となりました。また、宇野駅ではやはり大混雑で、駅構内で撮影していた人と駅の外から撮影していた人とがポジションを巡って口論も起きたそうです。
 僕らのポイントはみるみる増えて20人ほどになりました。道自体が非常に狭く踏切は車通行禁止になっていたため、人口密度が高くなりました。ハイアングル組が多数いたことも特徴でした。

 常山−八浜間を行く、165系6両の「リバイバル鷲羽」。Cyber-shot F707で撮影。 

 15:32、リバイバル鷲羽がこのポイントにさしかかりました。ここでも比較的ゆっくりやってきました。EOS-3、EOS-5、Cyber-shotF707も連写モードで対応しました。編成がほぼ1直線状になったので、左右が少し開いた感じになってしまいました。露出は問題なくいきました。
 この撮影後は庭瀬−中庄間にてリバイバルやくもの撮影でした。まだ、日没が早い方だった為、流し撮りでチャレンジ。しかし、流し方はOKだったものの、右側が大きく開きすぎて僕らが止めた車が背景に写ってしまう状態でした。

 次は4月27日のEF58 150+14系+マイテ49 2とリバイバルやくもです。今回はリバイバルやくもをメインで撮影する予定です。

リバイバルやくも&イゴマルのページへ続く。