NHKスペシャル「映像の世紀」第3集 - DVD詳細と用語解説 - 感想レビュー

 

映像の世紀 - 第3章
それはマンハッタンから始まった
噴き出した大衆社会の欲望が時代を動かした

 

内容 - 第3集

1920年代は、戦争景気に沸くアメリカが、その富をもって国力を高め、以後の資本主義社会の基本スタイルを形成した時代である。
娯楽性の高い大衆文化、モータリゼーション、マスメディアの発達とその功罪、大衆の飽くなき富の追求とモラルの変化、ヒーローの誕生とスキャンダリズム、膨大な移民社会と排他主義、多様な犯罪、そして拝金主義と好況の果てに経験する経済恐慌へのプロセスは、この時代のアメリカに際立って現れたものである。
それは、やがて各国で成熟していく大衆社会が経験するものであり、ルーツであった。
20年代には、映画館にかかるニュース映画が定着し、社会の変貌を伝えている。こうしたアメリカ社会の様相、その光と影をニューヨーク・マンハッタンを舞台に描いていく。

用語解説

モータリゼーション・・・自動車の大衆化現象。
排他主義・・・自分の仲間以外の者すべてをしりぞけて受け入れない考え。
拝金主義・・・金銭を最高のものとして、極度に尊重する考え。

感想・レビュー

欲望と刺激に満ちたアメリカという国が確立されていく様子が手に取るように描かれている。
同時に黒人や移民の人種差別といった様々な問題が表面化していき、アメリカが突き進む幻想の崩壊も浮き彫りにされている。
2006/03/20

項目

ニューヨーク、エリス島の移民
帰還兵士のパレード
ハーレムの黒人達
ジャズとコットン・クラブ
マンハッタンのビル建設ラッシュ
ベルサイユ会議のウッドロウ・ウィルソン
インフレに苦しむドイツ
ロシアの飢饉
裕仁親王の訪欧
ラジオ放送の始まり
労働力としての黒人と移民
スポーツ界のヒーロー達
ブロードウェイ・ミュージカルとジョージ・ガーシュイン
労働者デモとミッチェル・パーマー
K.K.K
黒人の意識高揚と白人の反発
サッコ、パンゼッティ事件
禁酒法時代
ギャングの横行
関東大震災
パリのジョセフィン・ベーカー
レーニンの葬儀
ヒトラーの登場
ムッソリーニと黒シャツ党
ニューヨーク証券取引所の活況
アメリカ農村の荒廃
ラジオの普及
ルドルフ・バレンチノの葬儀
宗教対科学の進化論裁判
上海クーデター
昭和天皇即位
上野~浅草間地下鉄開通
奉天の賑わい
張作霖爆殺事件
芥川龍之介と菊池寛
リンドバーグの大西洋横断飛行
ウォール街と大恐慌

<1995年5月20日放送>

詳細

6800円(税別)- 約75分 - 片面1層
4 : 3 - モノクロ(一部カラー)- 1.日本語 - MPEG-2 - ドルビーデジタル
NTSCリージョン2 - レンタル禁止 - 複製不能

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