逢魔が刻。 夕焼けが闇に飲まれていく瞬間の、昼とも夜とも言えない空。 誰が付けたのだろうか。魔が跋扈する時刻と。 本島から離れた小島である此処には、昔ながらの伝承や習慣が数多く残っている。 科学の発達した現在、どれだけの人が信じるというのだろうか、古いおとぎ話。 それでも、この島にとってそれは深く信仰されていて。 馬鹿馬鹿しいと思いつつも、自分もそれを真っ向からはねつけられない。 科学や道理で説明できない事象は他に説明できるものではなく。 不可解な事柄は《不思議》と《謎》に満ちているほうが面白い。 そう思っていた幼い時期があった。 無邪気に面白がっていた頃を思い出し、一騎は唇を噛みしめる。 皆は《不可解な事件》を呆気なく片づけた。だが、一騎一人が納得できない。 あいつが、総士が、神隠しにあったなんて。 「総士?」 あれは3日前。 夕暮れに海辺を通りかかった時、幼馴染みの姿を見つけて声をかけた。 あんな所に人がいるなんて珍しい。しかもそれが見知った後ろ姿となれば疑問も殊更だ。 近づくにつれ、その様子に目を見張る。 信じられないことに、彼は海の水面の上に立っていた。 そこは浅瀬などではなく、岩が乱列した釣り場で、岸から10mは離れている。 深さは1m以上あるはずだ。その上に立つなどありえない。 茫然としながらも歩み寄る一騎に、彼はゆっくりと振り向く。 「一騎。海の中に住んでる…」 言葉が終わらないうちに波が総士の足元を覆い。 水飛沫が巻き起こった瞬間。 総士は、水の中に消えた。 一騎の言葉を信じた人間は何人いたのか。 それ以来行方不明となった総士は《神隠し》と断定された。 島を出た形跡はなく、この辺りの海流は穏やかでそう遠くまで流されることもないからだ。 神隠しと処理され、日常は戻った。 何も変わらない。ただ彼がいないだけの日々。 総士の親さえも何も言わず。まるで《皆城総士》という人間は最初から存在しなかったかのように、騒がれることもなくたった2日の捜索で終わった事件。 総士が不思議な力を持っていたのは知っている。 彼は時折、他人には見えないモノを見ていた。 総士がぼんやりしているのは大抵そういったモノを見ている時で、一騎が「何がいるんだ?」と尋ねると彼は指を差して説明してくれたものだ。 けれど総士を薄気味悪いとかそんな風に思ったことはなかった。 誰とでも分け隔て無く接する彼は、この世のものでない存在に対しても同じで、優しかった。 そんな彼の一番近くにいたのは自分で。 彼の傍にいられることは純粋に嬉しかった。 《あの時》から遠ざかるようになってしまったけれど。 こんなことなら、逃げなければ良かった。 《あの時》に逃げたことを後悔したのなら、もう二度と逃げないように誓えば良かったのだ。 近づかないことが賢明だと、そう思って自分勝手に離れて。 結果的に総士は消えてしまった。 近くにいれば何かできたかもしれない。 彼を、助けられたかもしれないのに。 気にしていないと笑う彼の、あっさり一騎の《罪》を赦した彼の、その心が苦しかった。 どうして総士はそこまで優しいのだろうか、と。 それに比べて己のなんと醜いことか。 そして再び逃げたのだ。 彼の手を振り払った自分。 総士は自分の感情をあまり他人に見せない性格だ。 悩み等があってもそれを表面に出すことはしない。 それでも一騎だけは気付いていた。 その一騎が離れた現在。おそらく誰にも彼は言わなかったのだろう。 何があったのか。 何を思っていたのか。 何もわからぬまま時間だけが過ぎて。 どうしようもないもどかしさに急かされるように、一騎は総士の消えた場所に来ていた。 宵闇が訪れる直前。金色に輝く太陽が海の彼方にゆっくり沈んでいく。 逢魔が刻がやってくる。 この世のものでは無いものたちが姿を現し、活動する時間。 そう教えてくれたのは総士だった。 「だから、あまり出歩いちゃダメだよ。危ないから」 「危ないのか?」 「滅多にないけどね、攫われるかもしれないよ。一騎は可愛いから」 「かわ…っ! 誰がだよ!」 「だからそういう所」 男が可愛いなんて言われても嬉しくない。 心底楽しんでいる総士を追いかけた。 彼がここで消えたのも今の時間だった。 彼は異世界に呑まれてしまったのだろうか? 魔に攫われたのだろうか? 皆が言うとおり、神隠しにあったということなのか? いつか帰ってくるのだろうか? もう帰ってこないのだろうか? まだ15歳で。 島の代表者の一人息子で。 頭も良く皆から慕われていた総士。 彼には未来が待っているはずだったのに。 いなくなったなんて、嘘だろう? だって、おまえは…。 「総士…」 無意識に零れた言葉は涙のようだった。 返ってくるのは波の音ばかり。 最後に見た総士。彼は一騎に何を伝えようとしたのか。 『一騎』 そう。あの時もそんなふうに呼んで…。 「え?」 聞こえると思わなかった声に、顔を上げると。 「そう…」 3日前と同じように、彼がいた。 夕日と同じように金色に包まれながら。 『こっちだ。一騎』 そう言って彼は軽やかに宙を飛ぶ。 消えたんじゃなかったのかとか、なんで飛んでるんだとか、疑問は山のように出てくるけれど、それを口にする余裕もなく、一騎はただ導かれるままに総士を追いかけていった。 岸沿いに岩を渡りながら着いた先は、小さな洞窟だった。 窪んだ岩陰にあるためにまったく人目に付かないのであろうそれは、生まれた時からこの島にいる一騎も気付かなかった。 「こんな所に…」 総士は洞窟の奥へと消えていく。 とにかく追いかけようと足を踏み入れた時。 「?」 誰かに引き留められた気がして振り返る。 瞬間、一騎は言葉を失った。 そこにいたのは紛れもなく総士。 しかし、先程とは違い、今度は彼は紅に包まれていた。 紅く、紅く光る姿は血塗れのようにも見えて。 【かず…き………ここから…はやく…】 「うわあぁぁあ! 総士!!」 その手が伸ばされた瞬間、一騎は叫んでいた。 この光景はどこかで見た。 傷を負った総士が助けを求めて、一騎はそれを振り払って逃げた。 幼い頃の記憶がフラッシュバックする。 同時に一騎の意識は遠くなっていった。 「一騎。一騎」 頬を軽く叩かれ、意識が覚醒していく。 「…総士…?」 声の持ち主の名を呼べば、心配そうに覗き込まれていた。 「こんな所で寝ていたら風邪ひくぞ。起きろ」 「え…?」 周囲を見回すと、先程の洞窟の前だった。 しかし太陽が照りつけ、昼間であることを否応なしに思い知らされる。 「俺…」 俺は何をしていたんだ? さっき見たのは…。 「寝ぼけてるのか? 大丈夫か?」 「総士、おまえ何で…っ!」 「何でって…。二人で洞窟探検に来たんじゃないか。…本当に寝ぼけてるみたいだな」 「え…。そうだったっけ…」 ああ、そうだ。確か今日学校で総士に洞窟を見つけたから行ってみないかと誘われたんだった。 呆れながらも一騎を起こす総士に、何処か引っかかるものを感じたがすぐにそれは払拭される。 「じゃあ行くぞ」 「あ、ああ」 スタスタ歩き出した総士の後を慌てて追いかけた。 人が一人通るのがやっとという洞窟は、入り口から感じるよりも長く続いていた。 「結構深いんだな」 同じ道がずっと続いている。奥が見えない。 「わくわくするね。…こういうのも、懐かしいな」 総士が小さく笑ったのが気配でもわかった。 そうだ。こんなふうに二人で探検なんて随分久しぶりのことだ。 ずっと避けていたのに。 どうして自分はここにいるんだろう? どうして? 「一騎」 思考が中断される。 何か、浮かんだものがあったようだったのに、それは一瞬で消え去った。 「何だ?」 「到着したぞ」 いつの間にか奥まで来たらしい。 総士の隣に並ぶと、そこは少し開けた空間になっていた。 「うわ〜」 中央に広がり、空間の大半を支配する池。おそらくこれは海に繋がっているのだろう。そして。 その池の向こうに小さな祠が見える。 何かを祀っていたようなそれは、潮風の影響か、朽ち果てる寸前のようにボロボロになっていた。 「すまない一騎」 「え?」 予期しない言葉に隣を見やると、真剣な瞳がそこにあった。 「僕は以前からこの祠の存在を知っていたんだ」 視線が祠に向けられる。 総士は一騎より更に島のことに詳しい。知っていても不思議じゃない。今更何を謝る必要があるというのだろうか。 真剣な総士の表情に、一騎は黙って話を聞くほか無い。 「1週間ほど前、地震があったろう?」 「ああ」 つい先日、この島では珍しく地震があった。軽いもので被害はまったく無く、揺れを感じる程度ではあったが。 「その影響でここの封印が解かれてしまったんだ。再び封印しようと思ったけど、僕の力では無理だった。…協力して欲しい」 別世界のような言葉が次々に出てきて、整理しようと思うだけで混乱する。その中で一騎が気になったのは一つだった。 「協力って…」 総士が不思議な力を持っていて、それによって常識では説明できないことに関わることがあることは知っている。だから、この状況も何とか受け止められる。 しかし、そんな力を持っていない自分に何ができるというのか。 「僕は、見たり感じたり…会話をすることはできる。けれど奴らに対処する力は大したものじゃない。けれどおまえは違う。僕とは対照的に、奴らを滅する力を持っているんだ」 「な…!」 まさかそんなもの、持っているはずがない。生まれてこのかた15年、感じたことすら無いというのに。 なのに、総士の瞳は何処までも真摯で。 「その力は奴らにとっては脅威であると同時に、何よりの滋養でもある。このままでは一騎も狙われる。その前に封印したい」 あまり出歩いちゃダメだよ。攫われるかもしれないよ。 昔、総士が俺に言ったのは、そういうことか? 「俺にそんな力が本当にあるのか…?」 嘘みたいな話だ。信じられるわけがない。 それでも信じてしまうのは、総士がそんな嘘を付く人間ではないと誰よりも知っているからだ。 「僕を信じろ」 何より、総士のその強い瞳に、一騎が抗えるはずもなかった。 何が真実とか嘘とか、そんなものはどうでもよくて。自分ができることがある。それが総士に求められている。 それだけが一騎を動かす。 頷くには充分だった。 「どうすれば良いんだ?」 協力と言っても何をすればいいのかわからない。 「あの祠に向かって…。っ!!」 「総士!」 池の水が突然立ち上がり、総士に襲いかかる。津波というより、まるで人の手のようにも見えた。 「一騎逃げろ!」 伸ばした手は逆に突き飛ばされる。 『邪魔をするな…』 性別も年齢もわからない声が頭に響いた。 気付くとそこは再び洞窟の入り口で。 「一体何が…?」 さっきの出来事は夢だったのか? 夢? どこから? 総士は? 【かずき…】 「!」 風のように現れたのは、紅い総士。 【思念体では…ダメだった…。《奴》に妨害された】 「あ…。あ…」 そうだ。総士は行方不明になっていたんだ。どうして忘れていたんだろう。 では、さっき一緒にいた彼は誰だったのか。 【僕の本体は《奴》に捕らわれている。何とか抵抗してきたけど…もうすぐ…完全に取り込まれてしまう】 一騎の混乱をよそに《総士》は言葉を続ける。もう余裕がないのかもしれなかった。彼にも。 【一騎。もうおまえに頼むしかない。奴は僕の次におまえを取り込むつもりだ。そうすれば自由になれるから。だけど…】 「そう…し…」 もう何が何だかわからない。 何が現実で、何が夢で。 本物の総士は何処にいるのか。 何を、信じればいいのか。 思考の前に、紅が一騎を支配する。 紅。赤。朱。 消えない、色。消せない、記憶。 「総士…俺は…」 見たくないのに目をそらせない。 逃げ出したいけれど逃げられない。逃げるわけにはいかないのだと、心の奥で停止がかかる。 かき消されるように総士が消えて。 力が抜けた一騎はその場にへたりこんでしまった。 一体何が起こっているのか。 気付けば周囲は真っ暗で、闇と化していた。 「総士…」 彼は、本物の総士は何処にいるんだ? 心中に浮かぶのは彼のことばかりだった。他の思考は一騎自身が放棄しているのかもしれない。訳がわからないことばかりだ。 『こっちだよ、一騎』 振り向くと、今度は金色に光る総士がいた。 そして再び洞窟内に入る。 立ち上がって追いかけた。もうついていくしかない。 彼の金色の光のおかげで、夜であっても足元に迷うことはない。その洞窟内は、先程夢の中で見たとおりのものだ。 違うのは、前を歩く人物。後ろ姿は同じなのに。 今目の前にいる総士に警戒心は起こらない。しかし、違和感があった。 何故だろう? 光る人間なんてどう考えてもおかしいのに。 同じように光っていても、先程までの紅い総士はやけにリアルに感じられた。記憶とだぶるほどに。まるで本物が目の前にいるかのように感じたのだ。 なのに、今の総士は現実味がない。 それでも怖いと思わないのは何故? 決まっている。自分が最も恐れているものは幽霊でも魔物でもないからだ。 心の中で声がした。 ああ、そうか。素直に納得する。 怖いのは、この世あらざるモノじゃない。 恐れるのは、自分の死でもない。 一騎が本当に恐怖するのは…。 『こっちだ』 夢のとおりの池。夢と同じ祠。その前に佇む。 総士は水面など関係ないように歩いて、池の中央に立つ。 『さあ。おいで。おまえも一緒に…』 総士が腕を広げると同時に、池の水が羽根のように舞い上がった。 驚く間もなく呑み込まれる。口の中に感じた苦みで、海水と知った。 (海の中に住んでる…) 海に消えた総士の言葉が蘇る。 夢の中で総士はここに封印されたモノがいたと言っていた。あれは本当に夢だったのだろうか? 協力して欲しいと、自分を信じろと、真剣に見つめてきた彼は。 あれが、ただの夢でなかったならば。 幻想でないのならば。 俺が総士を助けることができるのか? 目を開くと沈む先に人影が見える。 「!!」 総士だ。消えた時の姿のままの。 気を失っているのか、目は固く閉じられ、身体に力は入っていない。 手を伸ばす。水流がきついが無理矢理にでも近づいた。 総士。総士。 こんな所にいた。 捜したんだ。やっと見つけた。 助けるよ、絶対に。 必死に伸ばした手が、総士の腕に触れる。 冷たい。まるで息をしていないような…。 「総士!!!」 総士を抱きしめて叫ぶ。全身が凍り付いた気分だ。 嘘だ、嘘だ。 死なないで。お願いだから。 俺にとっての恐怖は、おまえに死なれることなんだ。 先程の夢が、夢でないのなら。 俺に、力があるのなら。 どうか。 総士を助けて…!! 総士!! 強い光が俺の身体から発せられた気がしたが、俺にはもう何もわからない。 ただ、総士が俺を抱きしめ返してくれた感じがした。 「…一騎。一騎」 「総士?」 覚醒した俺は思わず跳ね起き、周囲を見回した。 「どうなったんだ」 「奴は浄化された。此処にはもう何も住んでない」 目の前には穏やかさを取り戻した池と、壊れて原型さえわからなくなった祠があった。 「そうか…。っ、総士!大丈夫か!」 安堵すると同時に、総士にしがみつく。さっきの冷たい感触と、恐怖が脳裏から離れなかった。 「ああ。今度はちゃんと生身だよ。生きている」 いつものように穏やかに笑う彼は、安心させるように一騎の頬を撫でる。その手は温かかった。 「良かった…」 力が抜けて胸ぐらを掴んだ手をそのままに総士の胸に顔を埋めた。 鼓動が聞こえる。生命の音が。 総士はゆっくり背を撫でながら、一騎を落ち着かせる。安心させるように。 「一騎のおかげだ。ありがとう」 「…違うだろ」 「ごめん。僕のせいで巻き込んでしまって…」 「…謝るなよ…」 総士のせいじゃない。奴が俺の力をも狙ったというのなら。 それよりも。 「俺は許さないからな…!」 「…うん。ごめん」 安心すると、今度は怒りが沸き上がっていた。こんなこと、許すものか! 「だから、今度からは俺にも言え! 何でも一人で片づけようとするなよ」 「一騎…?」 総士の手が止まる。逆に一騎の手には力が込められ、総士の服にシワを付ける。 「俺には《力》があるんだろ?戦う力が。だったら…俺も一緒に戦うから…おまえと一緒に戦うから…。だから…独りで行くなよ!」 傍にいれば良かったと。あんな後悔をするのは二度とごめんだ。 独りで危険に向かうなんて、させない。 「一騎…」 茫然と呟く総士がどんな表情をしているのか、伏せたままの一騎にはわからない。 涙が出そうだった。目頭が熱くなって仕方がない。 この温もりが失われてしまうことが怖かった。自分の知らない所でひっそりと消えるなんて、耐えられるものじゃない。 「ごめん」 「謝るなって言ってるだろ…」 くぐもった声は泣き声のようだ。情けない。 総士は手に力を込めて一騎を抱きしめる。 「うん」 「そうじゃなくて」 聴きたいのは、そんな言葉ではないのだ。 「…また、傍にいてくれるか?一騎」 昔のように。無邪気なあの頃のように。 いつも一緒にいた時間を、再びこの手に。 戻れるかどうかはわからないけれど、総士が必要としてくれるのなら。 皆の知らない所で重圧を背負っている総士を少しでも助けられるのならば。 これから何があっても、俺は。 「そう言ってる」 「…うん」 素直に言えない一騎に苦笑する総士は、どんな顔をしていたのか。 くしゅん。 小さく聞こえた音に顔を上げた。 「あ…。おまえ風邪引いたんじゃないのか?ずっと水の中にいたんだから…!」 今は温かいが、先程の死体のような冷たさは本物だった。しかも二人ともまだずぶぬれのままだ。 思わず総士の額に手をやる。 「熱は無さそうだけど…」 「風邪引いたら一騎が看病してくれるかい?」 「バカなこと言ってる場合か」 総士の手を引いて外に歩き出す。いつまでもこんな所にいたら確実に風邪を引いてしまう。 本気なんだけどな〜と呟く声に振り向くのは、何故か癪に触って。 でも。 「…お粥しか作らないからな。卵酒はアルコール入ってるからやんない」 結局、本気で頼まれたら断れないことは、自分が一番良く理解している。 今鏡を見たら、顔は真っ赤かもしれない。意地でも総士に顔は向けられない。 総士が嬉しそうに、綺麗な笑みを浮かべているのがわかるから。 「充分だよ。フーフーして食べさせてね」 「おまえ、やっぱりこのまま沈んでろ」 軽口を叩き合いながらも、繋いだ手は外れることなく。 輝きだした海は静かに碧の色を取り戻していた。 総士×一騎なのか一騎×総士なのかわからん話になってしまったような…。 内容がどこかで見たような感じになってますが、こういうホラーっつーか霊能関係っつーか、好きなんですよね。 乙姫が空中飛んでた時点でファフナー本編もSFじゃないような気もするんですがどうなんでしょうねアレは(笑)。 総士の性格がかなり違ってきてるんですが、何故でしょう?(殴) おかしいな…。最初はTV本編に合わせたつもりだったのに…(所詮うちの総士は一騎バカです)。 というか、この話に出てくる総士。皆さん意味がわかったでしょうか? 金色の総士は魔が作った幻影です。他は本物。ただし紅は思念体つまり魂で、洞窟探検したのは総士も一騎も実体じゃありません。 …すみません。もしかして更に混乱させてしまったでしょうか…? まぁとにかく、紅い総士はTV本編のアレと同じと思って下さって結構です。←(無理矢理納得させようとするな) うう…。文才が欲しい…(T_T) |