誰か教えて下さい
私が幸せを求めるのはそれほど罪ですか
幸せを手にするのはそれほど悪ですか
私にはそんな資格すら無いのですか
だから私からあの人を奪ったのですか
どうか教えて下さい
答えも知らぬまま過ぎ去った時間を想うのは辛すぎる
 
いくら振り返っても大切な時は戻らない
かけがえのない時は二度と戻ってこない
温かい日々にはもう戻れない
貴方は決して帰ってこない
 
すべてが消滅し 私は永遠の孤独の世界へと旅立った
 
 
 
 
 
 
            ピカーッと、目もつぶれんばかりにまばゆい閃光がが走った。
            音のない爆発が起こり、すさまじい衝撃が蔵馬を襲った。
 
            気が付くと、蔵馬は何処かの研究室らしき部屋の、手術台の上に寝かされていた。
           周囲に何人かの人間がぼんやりと見える。
           (……ここは…どこだ…?)
            起き上がろうとしたが、どうやら固定されているらしい。全く動けない。
           (…これは一体……いや、それよりも、魔界はどうなったんだ?皆は無事だろうか。
           …お願いだ。無事でいてくれ!)
           蔵馬は、まだはっきりしない意識の中で、それだけを願った。自分はどうなっても
           いい! だから彼らだけは…!
            人間たちが蔵馬のそばに近寄ってくる。
           「………幽助……飛影…………」
           仲間たちの名前を呼びながら、蔵馬は再び意識が遠くなっていくのを感じた。
 
 
 
 
 
 
           「よっしゃ。これでバッチリきれいになったな」
           幽助が雑巾を片手に、手拭いで汗を拭きながら言った。
           「ふう。やっと終わった〜」
           「疲れた〜。下手な修行より体力使うぜ」
            幽助に顔立ちがよく似た女の子と男の子が、その場にへたり込む。
           「なんだ、オメーら。このくらいでへこたれるんじゃねーよ。情けねーな。それ
           でも、このオレのガキか?」
           「…幽助。そういう君は、一体何をしているのかな?」
            静かに言う蔵馬の前には、団子を口いっぱいに詰めている幽助…。
           「ああっ! それ、お供え用に持ってきた団子じゃない!」
           「親父。人のこと言えんのかよ、オイ」
           「う、うっせー! 腹が減ってんだから、一つぐれーいいじゃねーか!」
           ギャーギャー騒ぎながら団子を取りあっている親子を、蔵馬は苦笑しながら見て
           いた。
 
 
 
            ここは某寺の墓地。蔵馬たちのそばには、よく知った人たちの名前が刻まれた
           墓石が立ち並んでいる。
            魔界が平和になってから、百五十年近く経っていた。今では魔界や霊界のことが
           公になり、妖怪たちの存在も全ての人間が知るようになった。人間はまだ無理だが、
           妖怪たちは自在に人間界と魔界を行き来して、すっかり人間の社会に溶け込んで
           いる。人間である桑原たちはとうに死んでしまい、残ったのは皆と一緒だった頃の
           思い出と、そして…。
           「こぉの、くそ親父が! いい気になってんじゃねーよ!」
           幽助の息子−雷−の声が辺りに響く。負けじと幽助。
           「テメーこそ、大統領に対してその口の訊き方は何だ! ちったぁ、親を敬えって
           んだ!」
           「…あ〜あ。また始まったよ」
           幽助の娘−海−はため息をついて、沿い時道具を片付け始める。
           「まあまあ、二人とも落ち着いて。仮にも墓前だし」
            そのままケンカしそうな勢いの幽助と雷を宥めながら、蔵馬は言った。
           「ケンカするのは勝手だけど、こんな所でしたら、螢子さんに叱られるよ!」
            この言葉はかなり効いたらしい。途端に二人の動きが止まった。
           「…仕方ねー。わかった、蔵馬」
           「…チッ。お袋、こえーもんな」
            しぶしぶという感じで、振り上げた手を下ろす。
           「そうそう。親子仲良くしないとね」
            満足そうに蔵馬がうなづく。
           「それじゃ、墓参り再開といきますか」
 
 
 
 
           
           「魔界トーナメントも、今度で五十回目か…」
           寺の境内にあるベンチに腰掛けていた幽助が、ふいにつぶやく。
           「月日が経つのは早いものですね…」
           隣にいる蔵馬が応える。幽助は両手を頭の後ろにまわし、空を見上げた。
           「今思うと、あの頃は何でもねえような、ささいなことが楽しかったよな。オレと
           オメーと飛影と桑原の四人で、ケンカしあったり、バカ騒ぎしたり、いろんな事件を
           解決してよ、…結構おもしろかったよなあ」
           「……そうだね…」
            二人に昔の記憶が甦る。今となっては、もう遠い日々…。
           「…やめだ、やめ! しんきくせーのは、オレのガラじゃねー」
            幽助が立ち上がって、大きくのびをする。
           「くすっ。幽助が昔のことを言い出すなんて、珍しいね」
           「うーん。オレもそんだけ年をくったってことかな。ジジイにゃ、まだなりたくねー
           けどな」
           「…それは、オレに対するあてつけかい? 幽助」
           「へ?」
           「どうせオレは、古狐のじーさんで、口うるさいヤツだよね…」
           俯いて苦笑いしている蔵馬に、幽助はあわてて言った。
           「ち…違……。いや、その…。べ、別にそんなっっ…オレは、あの…」
            必死に弁解する幽助を見て、蔵馬は微笑した。
           「くすっ。わかってるよ、幽助。ちょっとからかってみたくなっただけだってば」
           「え…。ひっでーな、おい」
           「あはは。ごめんごめん」
           顔を膨らませた幽助ににらまれて、口では謝る蔵馬だが、心中は。
           (相変わらずからかいやすいなー。…面白い)
           なんて、ニヤリとしているとは、幽助は気付くはずもなかっただろう。
 
 
 
 
 
           「…幽助。君も雷禅のように、螢子さんが生まれ変わってくるのを待つ気かい?」 
           「えっ? とっ…突然何言い出しやがる、蔵馬」
            思いもよらぬことを突拍子もなく訊ねられて、困惑している幽助を見て、蔵馬は
           笑いをおさえながら言った。
           「いえ…、どうするのかなと思ったものですから……。やっぱり、待つんでしょ?」
           照れたように、人差し指で頬をかきながら、幽助は、
           「…そうだな…。…なんか、アイツの怒鳴り声を聞かねえと、いまいちやる気が
           出なくてよ。…多分、生まれ変わったら、オレのことなんか忘れてるだろうけどよ。
           それでもいいから、会ってみたいよな……」
           「…自分の大切なものを、ずっと大切に思っていられるっていいですよね。大丈夫。
           螢子さんも、君のことを忘れたりはしないよ。それだけ君に想われているんだから。
           オレが保証しますよ」
           「オメーが言うと、納得できるから不思議だよな。サンキュ、蔵馬」
           笑顔で話す蔵馬の肩をポンと叩いて、幽助は心底ホッとしたように笑った。
           「いえいえ。礼には及びませんよ。なんせ、今オレたちがこうして話していられる
           のは、君のおかげなんですから。…いや〜、それにしても、あの時の『あっちが神
           なら、こっちは女神だ』には、まいりましたよね」
           「え……あっ! く、蔵馬! それは言うなって、あれほど…」
           「そんなに母さんのこと、好きだったのか…。知らなかった」
           「親父。そんなくさいセリフ、よく言えるな」
           いきなり海と雷が、二人の背後から声をかけた。
           「うわぁっっ! オ、オメーら、いつの間にっ!」
            幽助が飛び上がって驚く。一方、とっくに気付いていた蔵馬は平然として、幽助の
           驚きようを観察している。
           「ジュース買って戻ってきたら、何かおもしろいこと言ってるんで、ついつい聞き
           いってしまったよ」
           「くっくっ。【女神】だってよ。ふつー、言うか?」
           必死に笑いをこらえている二人。
           「実は、ぼたんに聞いたところによると、『アイツが死んだら、生き返る意味なんか
           …』」
           「わああ〜っ! 蔵馬、黙ってろ!」
           顔を真っ赤にして、慌てて蔵馬の口を塞ぐ幽助だが、すでに遅かった。
           「あはははははは! くっさー」
           海と雷の大きな笑い声が、周囲に誰もいないような山奥の寺に響き渡った。
            プッツリ。
           「テメーら、ぶっ殺すっっ! 待ちやがれっっ!」
           キレた幽助が、腹を抱えて笑っている三人を追いかけ回す。
            …平和だな…心からそう思えた。だが、蔵馬の胸には、ある不安が去来していた。
   
 
 
 
 
            癌陀羅では、トーナメント五十回目を祝って、記念祭が行われていた。魔界中の
           妖怪という妖怪が集まり、にぎわっていることだろう。
            蔵馬は気になることがあって、祭りを途中でそっと抜け出し、人間界に来ていた。
            まさかこれが、幽助たちや魔界の見納めになろうとは、その時蔵馬は夢にも思わ
           なかった。 
 
 
 
 
 
            最近、霊界とまったく連絡が取れなくなっていた。コエンマやぼたんも姿を見せ
           なくなっている。
            最初はいろいろと忙しいのだろうと思っていたが、それにしては妙だった。用が
           あって霊界に行くと、正門の所で追い返されたこともあった。いくら忙しくても、
           コエンマたちが会ってもくれないはずはない。
            だが、霊界の警備はますます厳重になって、蔵馬といえども、そう簡単に潜入で
           きなくなっていた。そこで、記念祭の日ならば霊界も少しは油断しているだろうと
           独自で調査に行くことにしたのだった。
            霊界は異常なほど静かだった。不気味なほどの静けさ。まるで何かが起こる前兆
           のような…。
            蔵馬はこみあげてくる嫌な予感を消し、審判の門に潜入した。
            …誰もいなかった。
            警備の者も、事務仕事をしている者も、霊界案内人も…全く見あたらない。
           (……どうしたというんだ?)
            コエンマの部屋の椅子に座り、蔵馬は考えていた。まるで、何年も使っていない
           ような部屋の荒れよう。何から何までおかしかった。
           「……………」
            ふいにどこからか聞こえてきた声に、蔵馬はハッとして、耳をすませてみる。
           「………」
           「…………」
           どうやら声は上の会議室のほうからくるらしい。
           (とにかく、まず誰かに会って、話を聞くのが一番てっとり早いな。行ってみるか)
          
 
 
 
 
            気配から察すると、数十人はいるようだ。蔵馬は重々しい扉の陰からそっと中の
           様子を探った。
            皆、めいめい手に酒をついだグラスを持ち、何か話している。
           「…やっと我らの悲願が達成されますな」
           「長かった…。だが、これで恐怖に支配されていた時代は終わったのだ。これから
           は真の平和が訪れる」
            蔵馬は奥の椅子に座っている男に見覚えがあった。今まで何度か話したことがあ
           る。コエンマに最も信頼されている者で、確か名前は楼牙といった。
           「今までの結界や正聖神党の宗教テロは、ウラメシたちのせいで失敗してきたが、
           その邪魔者ももういない!」
           「楼牙様。我々の勝利です!」
           (何…? 幽助たちが、どうなっただと…?)
            蔵馬は思わず声を出しそうになった。いきなり突飛でもないことを言われて混乱
           してくる頭をなんとかおさえ、冷静になってもう一度よく聞き直そうと、扉に耳を
           押しつける。
            興奮している部下たちを、楼牙は静かにたしなめた。
           「まだそうと決まったわけではない。早合点は禁物だぞ」
           「は…はい」
           「ですが、楼牙様。もはや戒次元砲を防ぐてだては無いに等しいのですぞ。妖怪ども
           は何もわからぬうちに死んでいくでしょう」
           「そうです。危惧することなど、全くありません。戒次元砲の威力は、楼牙様も
           よくご存じの筈。やつらの死体すら残しませんよ」
           「その【戒次元砲】とやらは一体何なのか、説明してもらいましょうか」
           「! 誰だ!」
            室内の全員が同時に叫び、声の主を見る。蔵馬が壁際に腕を組んで立っていた。
           「き、貴様は、蔵馬!」
           「なぜここに!」
            慌てふためいている霊界人たちをにらみながら、ゆっくりと歩み寄る。
           「貴方たちの話は聞かせてもらいました。まだ霊界に【反対派】の者たちがいて、
           しかも、妖怪の抹殺を計画しているとはね…」
           「聞いていたのか。一人で乗り込んでくるとは、いい度胸だが…、どうせ死ぬこと
           に変わりはない」
           楼牙の言葉と同時に、部下の一人が鎖を投げ、蔵馬をとらえた。
           「く……!」    
           「面白いものを見せてやろう。魔界が消滅するという、一生に一度、見れるか見れな
           いかの大イベントだ。おまえは運がいい」
           「何だって?
            蔵馬は最初、楼牙が話していることが理解できなかった。無理もない。自分がさっ
           きまでいた場所が消え去ってしまうなど、あまりに唐突すぎて、信じられる者はそう
           そういないに違いない。
           「…冗談もそこまでいくと、大したものですね。あいにくと、貴方たちの狂言を聞く
           つもりはありません。それより、コエンマたちはどこにいるんです?」
           「狂言ではない!」
           楼牙がバンと机を叩き、椅子から立ち上がる。
           「…フン。まあ、信じられないのも無理はないがな。だが、おまえたちがトーナメン
           トだのなんだのと呑気にしている間に、我々は着々と準備して来たのだ。妖怪どもを
           全滅させる計画をな。そしてずっと待っていた。全ての妖怪どもが魔界に集まる、こ
           の日を!」
            そう言って笑った楼牙の顔は、まさに悪魔のそれだった。
           「フッ。貴方のほうこそ、魔物みたいですよ。鏡を見たらどうですか?」
           「何だとぉ」
           「黙れ黙れ!」
            一人の男が、目を血走らせて言った。
           「元はといえば、おまえたちのせいで、霊界が人間界を陰から統治し、魔界の侵略
           を防ぐ、という【平和の法則】が破られるハメになったのだ!それだけではない。妖
           怪が人間界に行き来するようになってから、ますます人間の犯罪が増えてきている!
           おまえたちは、コエンマ様をだまして罪をエンマ大王様に押しつけ、自分たちの悪事
           を隠したんだろうが!」
            男は、霊界や人間に都合のいいことばかり強調していた。まるで、妖怪さえいなけ
           れば、全ての【悪】はなかったとでもいうように。
           「あと三十分もしないうちに、魔界に向けて発射される。その前に、おまえから殺し
           てやろう」
            楼牙たちの言葉を聞いているうちに、蔵馬は嫌な予感を感じだした。
           (まさか……)
           考えたくないという気持ちとはうらはらに、不安はどんどん膨らんでいく。
           (こいつら…本当なのか? …だとしたら、皆が危ない! 早く知らせなくては!)
            楼牙が独特の笑みを浮かべながら、蔵馬に詰め寄る。
           「クックッ。これで薄汚い化け物どもは全ていなくなる。おぞましい悪魔の使いは
           存在しなくなる。この私こそ、神の使命を果たした、選ばれし者だ!」
            楼牙は左手を蔵馬のほうに向け、その掌に霊気を集中しだした。
            その途端、楼牙は衝撃を受け、吹き飛ばされた。
 
 
 
 
 
            コエンマたちは、審判の門の奥にある隠し牢に閉じこめられていた。ここは昔、
           エンマ大王が、洗脳するための妖怪たちを閉じこめていた場所で、霊界の幹部数人
           しか知らない場所なのである。
            十年ほど前、コエンマは楼牙が何か企んでいることを知り、幽助たちに知らせよ
           うとした。しかし、それを楼牙に気付かれ、この牢に入れられたのだ。
            ぼたんや他の者達は必死にコエンマを捜したが、見つけられるはずもなく、やが
           て捜索も打ち切られた。そして、行方不明のコエンマの代理として、楼牙が事実上
           霊界の頂点に立った。反対する者は誰一人としていなかった。それほど楼牙は皆の
           信望が高かった。
            だが先日、いきなり楼牙が行動を起こし、審判の門にいる者は牢に監禁されてし
           まった。いつの間にか、幹部のほとんどが楼牙の忠実な部下で占められており、霊
           界は楼牙の完全な独裁国家となっていたのだ。
           「まだか! まだ鍵は外せんのか!」
           コエンマは苛つきながら、牢の扉を開けようとしている部下に大声で尋ねた。
           「もう少しなんですが…。なんせ複雑な仕掛けになっているもんで、そう簡単には
           ……」
           「早くしろ! 早く幽助たちに知らせねば…手遅れにならないうちに何とかせねば
           すべて終わりじゃ…!」 
           (まさか楼牙がこんな恐ろしいことを企んでいたとは…。あんな男を信用していた
           ワシが悪かったんじゃ…。幽助…、蔵馬、飛影、すまん…)
            コエンマは悔しかった。十年以上も何もできずに、ただ牢の中で過ごしていただ
           けの自分が。 
                   
                 カチャ
 
           「やった! コエンマ様…」
           部下が鍵を外した途端、足元が揺れた。
 
 
 
 
 
            蔵馬は鎖を断ち切り、倒れている楼牙の襟元を掴んだ。
           「さあ、戒次元砲がどこにあるのか、話してもらいましょうか。ついでに止める方
           法もね」
           丁寧だが威圧のある声で言うと。
           「無駄だ…。あれはここにはない。人間界だ。それにもう遅い。発射はすでにセット
           されている。誰にも止められない。ククク…」
           楼牙はそう言って、薄く笑いながら息絶えた。
           「クッ」
            蔵馬は一直線に魔界に向かって駆けだした。
            普段の蔵馬なら、コエンマたちを探しもしないで行くなんてことはなかっただろう。
           しかし今の蔵馬は自分の仲間たちのことしか頭になかった。ずっと一緒だと思ってい
           た大切な仲間たち。それを失うことは断じて避けたかった。
           「もうこれ以上、大切な人を失うのは、ごめんだ! 頼む!間に合ってくれ!」
            蔵馬は走った。必死に願いながら……。
 
 
 
 
 
           (戒次元砲というのがどんなものか知らないが、霊界の最大兵器である異次元砲でさ
           え、せいぜい半径五十キロメートルの土地を消し飛ばすだけの威力だ。一世界をまる
           ごと消せる兵器なんてあるはずがない。…そうだ。ただのデマカセに決まってる!)
            蔵馬は全速力で走った。そして、魔界が見えてきた時、瞬間、目の前が真っ白く
           染まった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
         後書き
           思えば、これがはじめて書いた小説なんですよねー。今にして見直せば、むっちゃアホな文章だ…。
             今回UPするに際して、書き直そうかと思いましたが、そうすると内容や雰囲気がまったく違うもの
             になってしまうのでやめました。【冥晦回廊】という本に収録した小説そのものを載せてます。
             データを入れていたフロッピーはなくなっているので、自分用に取っておいた本を見て打ったんです
             が、自分の昔の文章って、見たくないです。しかもこんな下手なの…(T_T)。
             拙い小説ですが、よろしければ後編へどうぞ。 
 
 
 
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