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LOVE

   人間の存在は、「男」「女」と名付ける以前からあった。

     私は最近、性はグラデーションで、両端の「男」と「女」にだけ分ける

   のは難しいのではないか、と気づいた。同性愛の人や性同一性障害

   と診断されたと、ネットを通じて知り合ったからである。

    性同一性障害の人とは、胎児期に脳は女になったのに、体は男に

   なって生まれてきた人である。

   脳だけとっても、体だけとっても、完全な人間だけど、心が「この体は

   違う。」と感じる。

    女(あるいは男)の服装をするだけで、気が安らぐ人から、体を手術

   で、変えてしまわないと、「自分が自分でなく、生きられない!」と感じ

   るひとまで、性同一性障害もグラデーションに存在する。それは、人類

   が地上に生まれてからすでに存在していた。

 「おかま」「おなべ」「ニューハーフ」、テレビで見る喜劇

   の陰に、閉塞的な社会に迎合して生きる苦悩

      男(女)の体では、女(男)として社会に受け入れてもらえないから、

    喜劇の道を選んだり、ニューハーフとして、水商売に入る。唯一、自分

    が自分らしく振る舞って受け入れられる場所だからだ。でも、そういう

    仕事に向いていない人は苦悩する。

     その人の心の性(自認する性)を他も認めて、同じ社会で肩を並べ

    て仕事できるようにしなければ・・・と思う。そして埼玉医大、岡山医

    大のように、性別適合手術(俗に性転換手術)をする病院を増やし、

    なまえも性別も簡単に変更できるようにし、あらゆる

    場所での「性別」の記載方法を考えなければ・・・と思う。

    まずは、戸籍の性別は本人が違うと思ったら簡単に訂正できるようにすべきだ。

    最近、法改正されて、やっと光が見えてきた。うれしい。

       両性具有で生まれてきた赤ん坊は叫んでいる。「思春期になり

    どちらの性を自分が感じるか(性自認)わかるまで、親や医師が、

    勝手にどちらかの性の体にする手術を施さないでくれ!」・・・と。

    

 

  恋はグラデーション・・・・あなたの恋はどちら寄り?

         ホモ(ゲイ)・レズビアンの人に会った。

     何一つとって、異性愛の人と変わりない。

     「あなたは、コーヒー党? 紅茶党?」

     「あなたは猫好き? それとも犬好き?」

     そう、これだけの違いなのに、なぜあれほどの苦しみをかかえる

     ことなるんだろう!! 

      思春期になり、「自分はどうも同性にしか興味がもてない」と気

     づいたときから苦悩が始まる。まわりの友人に合わせて、好きでも

     ない異性の話をする。自分を生んだ親は異性愛者なので、親にも

     カミングアウトできない。同性愛者、また同性に惹かれたことのあ

     る人をいれると、かなりの割合ではないかと思う。ちなみに私も、

     二十歳のころ、同性に惹かれたことがあった。

      同性愛者は訴える。「『思春期になると、異性に惹かれる』、とい

     う性教はやめてほしい。思春期にはを好きになる』、と言

     て欲しい。『同性を好きになる人もいる』と、ひとこと言ってくれたら、

     どんなに救われることだろう。」

      同性愛は、気持ち悪いことでも、一昔前の辞書にあったように

     「変態」もなく、ごくあたりまえの感情だ。異性愛に比べて少し数が

     少ないだけだ。

      人類が地球上に始まったときからあったけれど、みんな隠してい

     ただけなんだ。もう、隠して苦しむのはやめよう。他の動物にも同性

     愛はあるんだ。それは仲間にちゃんと認められている。差別したり、

     テレビなどで笑いものする原始的な動物は人間だけだよ。 

     最近、スペインでは同性の結婚を認めることにしたという。

     こんな国が次第に増えている。

     スペインでは養子も認めるとか。

     そして「父母」ではなく「両親」という表示なのもすばらしい。

     アメリカでは、ブッシュが反対論を強固に表明しているとか・・・。

     ブッシュって、何にも良いことしないね。  

    

 人間に疲れたあなたに、癒しの森林散歩道