たまごの話
たまごの種類
色の分類
たまごは、一般に売られている白いたまご(白玉)と色のついた有色卵に分類される。珍しいものでは南米チリ産のアローカナ種という鶏の青い卵がある。ピンク玉では「さくらたまご」のブランドが有名である。たまごの殻の色の違いは鶏種によるもので、赤玉だから栄養があるというのはウソであり、黄身の色の濃いのが栄養があるというのもウソである。黄身は与える飼料の色に影響されるだけである。 さくらたまごは国産鶏である「ゴトウ交配種さくら」産んだ卵で、ピンク玉=さくらたまごではない。 |
有精卵と無精卵
一般に売られているのは、大部分はケージで飼っており無精卵である。有精卵はオスとメスを混飼して生産するが、人口受精により生産する方法もある。栄養的な差はほとんどない。 |
特殊卵
飼育方法や飼料等を改良し栄養を強化して付加価値をつけたもの。たとえば飼料にヨード分の多い海草等を与えた「ヨード卵」や、イカのはらわたを与えDHAを強化した「DHA卵」がある。 |
二黄卵
黄身が二つ入ったたまご。体調のよい若い鶏が生むことが多いが、その比率は低い。 |
新子(初玉子)
鶏の産み始めの小さい卵。地方によっては重宝される。 |
液卵
たまごの中身だけのもの。液卵は菓子メーカーやパン屋、弁当屋等で使用され殻を割る手間が省ける、殻のゴミが出ないという利点がある。 |
規 格 |
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鶏卵の規格として国内で定められているのは、昭和40年に農林水産省が制定した「鶏卵の取引規格」です。 |
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賞味期限 |
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平成11年11月1日から玉子のパック等の「賞味期限表示」が義務付けられました。これは生でたまごが食べられる期限で、賞味期限が過ぎても熱処理すれば安心して食べることが出来ます。この賞味期限は「サルモネラ菌」の増殖が起こらない期間をベースに決められています。 |
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卵の価格 | ||||||||||||||||||||
たまごの価格は需給のバランスの他に、国内生産者の保護および鶏卵の価格安定を図るために行政による価格変動に対する施策が講じられている。たまごの需要と供給のバランスから、右表のサイクルが発生するものと見られている。 |
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栄 養 | |||
たまごは牛乳と並んで人間の体に必要な栄養素をまんべんなく含んでおり、完全食品と呼ばれている。特殊卵は栄養分を卵に移行させたものだが、安定的に含有させることは非常にむずかしく、今後の研究課題となっている。 |
養鶏業者 | |||
現在の厳しい経済情勢はこの世界も一緒であるが皆さん必死になってがんばっておられます。中でも「あおやま養鶏場」は日々努力を重ねて、「白いたまご」はもちろん特に「特殊卵」・「ウコッケイの卵」のように付加価値の高いものにも積極的に取り組んでいます。皆さんが卵の必要なとき量の多少を問わず迷わず連絡をとってみてください。とてもおおらかな社長自らが親身になって相談に乗ってくれますので、こちら側まであたたかくなるほどです。 |