信州・東京珍道中

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1・2日目 いざ出発

8月9日

  大阪駅21:00の新快速長浜行きで出発する。これから先、米原、大垣で乗り換えるが、乗り換え時間はわずかだ。大垣からは、全車指定の”ムーンライトながら”をとっているので、一昔前のように、発車数時間前から並ぶことのない快適なすべりだしだ。
  東京駅には、翌朝4:42定刻到着。京浜東北線で上野へ。上野から高崎線・信越線と乗り継いで軽井沢へ向かう。”ながら”の中であまり寝付けなかったせいか、睡魔が襲う。高崎で乗り換えた信越線長野行きは、登山客や鉄っちゃんで満員だった。
  横川からは、後部に機関車を連結し、碓井峠越えに備える。横川−軽井沢間の要所要所には、カメラを構えた鉄っちゃんが大勢いた。自分たちも後数時間後はその仲間に入るのだろう。軽井沢8:06到着。
  まずレンタサイクルを借り、中軽井沢まで行き、浅間山をバックに信越線列車を撮影する。レンタサイクル1時間500円也。あさまや普通電車を撮影した後、軽井沢駅へ戻る。ここから横川まで、碓井峠を歩いて下る。
  横川までは、16kmの道のりだ。歩き出してすぐ、県境で”土砂崩れのため全面通行止め”の標識がある。徒歩なら大丈夫だろうと、そのまま進む。8kmほど先で、バリケードをして通行止めになっているところがあった(アーチ橋から1kmほど上ったところ)。これでは、歩行者以外は通れまい。
  アーチ橋であさまや普通電車を撮影する。再び横川へ向けて歩き出す。あと5km。峠を下り、郷に出たら、影のない灼熱地獄だった。やっとの思いで横川についた時は、もうへとへとだった。ペットボトル1本を一気に飲み干す。
  横川から、再び列車に乗り、上越線水上へ行く。SL奥利根号に乗るためだ。SL列車は6両編成で、客車の両端には展望車が連結されている。機関車はD51−498だ。
  昔懐かしい汽笛を合図にホームを離れる。列車の揺れも独特だ。展望車は、子供でおお賑わいだ。1時間30分のSL列車の旅はあっという間に終わり、高崎駅に到着した。今日は、東京で一泊する。

浅間山をバックに

軽井沢駅

碓井峠

SL展望車にて

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帰りの出来事