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正妙寺は、岡山県赤磐市にある日蓮宗不受不施派のお寺です。

TEL.086-995-0575

〒709-0736 岡山県赤磐市稗田248-1

★★★★★ 今月の正妙寺だより

 秋の彼岸会  

 彼岸会(ひがんえ)は、春分・秋分の日を中日として前後3日を合わせた7日間に営まれる仏教行事であり、日本では祖先供養の法要として広く親しまれています。しかし、その本来の意味は単なる先祖供養ではなく、「彼岸」、すなわち悟りの世界へ至るための修行を実践する期間にあります。日蓮宗においても、この彼岸会は信仰を深め、自らの生き方を見つめ直す大切な法要として位置づけられています。

 「彼岸」という言葉は、サンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜)」に由来し、「迷いの世界である此岸(しがん)から、悟りの世界である彼岸へ到ること」を意味します。春分・秋分の日は昼夜の長さがほぼ等しくなることから、中道や調和を象徴する日と考えられ、日本では古くから仏道修行にふさわしい時期とされてきました。

 日蓮宗では、彼岸会は先祖を供養するだけでなく、法華経への信仰を新たにし、自身の仏道修行を省みる機会とされています。日蓮聖人は、法華経を信じ唱題することこそ末法の時代における成仏の道であると説きました。そのため彼岸会では、法華経の読誦や「南無妙法蓮華経」のお題目を唱え、自分自身の心を整え、仏の教えに照らして生活を振り返ることが重視されます。
 また、彼岸の修行として古来より説かれる「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の実践も重要です。六波羅蜜とは、①布施波羅蜜(ふせはらみつ=人に施しをする)、②持戒波羅蜜(じかいはらみつ=規律を守る)、③忍辱波羅蜜(にんにくはらみつ=苦難に耐え忍ぶ)、④精進波羅蜜(しょうじんはらみつ=努力を続ける)、⑤禅定波羅蜜(ぜんじょうはらみつ=心を静める)、⑥智慧波羅蜜(ちえはらみつ=真理を見極める知恵)の六つの実践です。

 日蓮宗では、これらを法華経の信仰とともに日常生活の中で実践することが、彼岸へ至る道であると考えます。特別な修行だけではなく、家庭や職場で思いやりを持って生活することも菩薩の実践と捉えられています。

 彼岸会では、多くの寺院で法要が営まれ、檀信徒は墓参りをして先祖や故人に感謝の気持ちを捧げます。しかし、墓参りそのものが目的ではなく、先祖への感謝を通じて命のつながりを感じ、自分自身が仏道を歩む決意を新たにすることに大きな意義があります。日蓮宗では、亡き人への追善供養とともに、生きている者が法華経の教えを実践することが最も大切な供養であると説かれています。

 このように、日蓮宗の彼岸会は、祖先を敬い感謝する心を育てるとともに、法華経への信仰を深め、六波羅蜜の実践を通して自己を磨き、迷いから悟りへ向かう生き方を確認する法要です。彼岸は単なる年中行事ではなく、一人ひとりが仏の教えを生活の中で実践し、より豊かな人生を築くための大切な節目として受け継がれています。 
  


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祖山妙覚寺からの団参をお迎えして
  

 7月28日、祖山妙覚寺から38名の信徒の皆様をお迎えしました。
 早朝より、矢田穴観音、矢田部御先師墓所(六人衆様)での行法の後、正妙寺へ団参されました。
 正妙寺の御先師にお参りいただいた後、本堂に於いて、横谷宗朝導師のもと行法が行われました。





     

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