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正妙寺は、岡山県赤磐市にある日蓮宗不受不施派のお寺です。

TEL.086-995-0575

〒709-0736 岡山県赤磐市稗田248-1

★★★★★ 今月の正妙寺だより

ご挨拶   野波宗昌

 新年を迎え信徒の皆様には健やかにお過ごしのことと思います。
 私は昨年11月を以ちまして「法務係」を卒業と致しました。約2年の間でありましたが、皆さまにはお手数をおかけしました。
また「当分の間、後進の指導を」ということですので、しばらくはお寺へ出入りいたします。今後ともよろしくお願いいたします。
大変遅くなりましたが、ご挨拶といたします。

シリーズお経⑤ 方便品(ほうべんぽん)第二

   

 その時に、世尊(釈迦の尊称)は三昧 (さんまい=深い瞑想の中で心が鎮まった状態)を終え、安らかに落ち着いた状態で、舎利弗(釈迦の弟子)にお告げになった。
 諸仏の智慧は、到底量り知ることができないほど奥深い。その智慧の門は、難解であり入ることも難しい。一切の声聞(仏の弟子=仏の教えを聞いて悟りを目指す出家の修行者)や 辟支佛(ひゃくしぶつ 縁覚のこと=独力で悟りに向かい、悟りを開いた人)のような人にでも理解することができない。
 なぜなら、仏はかつて百千万億の無数の諸仏に親しく近づいて、尽く諸仏の量り知れないほどの仏法を行じ(修行し)、勇猛精進し、その名は普く聞こえておりました。甚だ深く未曾有(未だかつてない)の法を成就されたが、それらを適切に説いてもその意とするところを理解することは難しいであろう。

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 舎利弗よ。私が成仏(仏の悟りを得ること)してよりこのかた、種々の因縁、種々の譬喩(ひゆ=日蓮聖人の伝達手法、例話に引き合わせて平易に説き明かす手法)をもって広く仏の言葉でもって教えを説き、多くの方便(巧みな手段・方法)を用いて、衆生を導き、諸々の執着心を離れさせてきた。
 なぜなら。 如来(仏の尊称)は方便と知見(知見波羅密=真実の智慧を得ること)を、皆、既に具えているからである。                   

次号へつづく
(参考図書 行法式文読誦法 行法式文現代語訳(稿))
おことわり 原文(経本)をほぼ直訳し、句読点間で対比できるようにしています。また、参考図書から引用した解説を文中に括弧書きで挿入しています。なお、編集上、本来の宗教上の意味と異なる表現をしている場合があります。 

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