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今回廃止された矢掛〜高梁線なのですが、途中の宇戸谷や鬼ヶ嶽温泉までの便は今までどおりなので、実質廃止区間は宇戸谷〜高梁までとなります。10月以降も朝夕の矢掛〜宇戸谷線はほぼ高梁便そのままの時刻で運行される模様です。 ということで実質廃止区間の起点でもある宇戸谷の県道35号線と293号線の分かれあたりで最終バスを待つこととしました。 |
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下り最終便がやってきました。ここから私も最終便の旅客となりました。明日以降、この場所にはもう路線バスはやってきません・・・。 車内には鬼ヶ嶽温泉から帰りのご年配のご婦人と、お別れ乗車にやってきたと思しき男性の合計2人の利用客といった陣容です。 |
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かつての県道293号線はかなりの隘路で乗用車同士の離合すらムズカシイ箇所が多々ある勾配線区でしたが、現在はほぼ全線で離合が行える快適な県道となりました。画像右に分かれている道が旧道で路線バスもかつては旧道経由でした。 | |
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増原下バス停すぎで、温泉帰りのご婦人が下車しました。 降り際に「長い間ご利用くださいましてありがとうございました」という運転手さんの言葉が印象深く心に残りました。 そして今度は所用で高梁へ行くというお婆ちゃんがこの最終便の乗客に加わりました。運転手さんが「帰りはどうするん?」って聞くと「すぐ用事が終わるから間に合えば最終便で帰るけど、間に合わなかったらタクシーで帰る」と返答。ちなみにバス運賃は390円に対しタクシーだと約2000円だそうです・・・かなりの負担であるのには間違いありません。そしてこのバスの高梁での折り返し時間は12分しかありません。おばあちゃんは間に合うのでしょうか? |
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玉川町増原地区を過ぎるとちょっとした下り勾配とキツめのカーブがしばし続きます。湧き水などで年中ウエットだし、枯葉が路面に散乱してて滑りやすそうです。 | |
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勾配区間を駆け下りると玉川町の中心へとさしかかります。 |