4月20日 木曜日  パリからフランクフルトへ


6日目へ 私の旅日記トップへ 8日目へ

2泊したフランスから今日はドイツへ移動です。パリの東駅まで地下鉄で移動し、プラハ行きのEC(ヨーロシティー)のゲーテ号に乗車しました。
(画像は、パリ東駅です)
地下鉄:Opera駅→(7号線)→Gare de l'Est駅
今回の旅行で初めて、乗車口が人間の胸位の高さの列車に出会いました。僕の身長(180cm)でその高さですから、安易に想像がつくと思います。乗車するのには、ステップがあるので問題は無いのですが、問題は3週間の旅行用品が入っているスーツケース2人分・・・・重い・・・何が入っているんだ〜(>0<)と叫びたくなるくらい、重い・・・。妻に助けを求めるわけにも行かず、えらい目をしてひとまずデッキに持ち込みました。この後、荷物の運び方(持ち上げ方)を研究したのは、言うまでもありません。
フランスから出発した列車ですが、車両はドイツ鉄道の車両でした。

発車して程なく、「オリエント急行」とすれ違いになりました!!!
カメラを構え!窓側に座っていた妻を乗り越え!窓枠にべたーーーーーーーーーーーーーと張り付き、クールな妻とは対照的に大興奮状態でした。( 後から妻に聞くとこの時呪文のように「オリエント急行じゃ〜」と何度も言っていたそうです)
今回の目的の1つの「オリエント急行」とすれ違い、後何日か寝ると僕はあの列車に乗れるんだ〜とワクワクしたのを覚えています。

途中、Metz-Ville駅でフランスの機関車をドイツの機関車にかえる為に、14分ほど停車しました。この時に車掌もドイツ鉄道の人と変わり、ドイツ鉄道に乗るともらえる、わら半紙みたいな簡易な用紙の列車時刻表(広告付)をもらいました。(1等車だけのサービスなのか?などは不明です。)座席に無造作に置いてあることもあります。

画像は、国境近くで停車した時に国境警備の人?達が乗り込んできたときの風景です。
国境と言っても特に何されるわけでも無く、パスポートを見ておしまいでした。(出入国のはんこも押されず、これでいいのか?と悩んだほどです)
車窓の風景は、のんびりした田園風景が多く、あまりにも暇な妻が列車の中を探検しに行き、カップのアイスクリームを抱えて帰ってきました。「店員さんが言うには、サクランボにアイスがうまいよ」と言ったから・・・と買ってきたそうです。一口ねだるのに苦労しましたが、甘酸っぱくて美味しかったです。
それ以外、することも無く早くフランクフルトに着かないかと・・・ずーと考えていました。横では、妻が気持ちよさそうに寝ていました。・・・外国の列車にめったに乗れないため、興奮していた僕は寝れず(寝るのが惜しい!)、興奮していない妻がこのときほどうらやましいと思ったことは無かったです。

6時間ほどの長旅が終わりを告げ、やっと念願のフランクフルトに到着いたしました。フランクフルトですべきことは、3つだけです。
@本場の鉄道模型と駅にある鉄道グッツの店で買い物する事!
A列車の写真を撮る事!
Bフランクフルトソーセージを食べる事! 以上

その為に、フランクフルトを夜、出発する夜行列車に乗ります。
それまで、やりたい放題しました!妻の機嫌は時間を追うごとに悪くなっていきましたが・・・・今思えば、かかあ天下の家庭になりそうな予感は旅行の時から現れていたんですね!

鉄道:Paris-Gare de l'Est駅8:54発→(EC 57 Goethe)→Frankfurt am Main Hbf駅15:06着
フランクフルト駅に停車していた、ICE−T(ドイツの新幹線です)
後に乗ることになりますが、スケジュールの関係で乗車時間20分!しか乗れなかった。実を言うとこの20分の乗車もなんとか捻出した努力の賜物です!!!
(その為に乗換えばかりとなり妻には不好評でしたが・・・)
Bのフランクフルトソーセージは、駅で簡単に手に入りました。駅に食べ物屋などの売店が多くあり、空腹で困ることはありませんでした。味は、美味しかったです。
Aの列車の写真は、ホームの先端まで行き撮りまくりました。
@の買い物が一筋縄には行かなかった。まず、荷物を「手荷物一時預かり所」に預かってもらい、買い物に出かけました。鉄道グッツの店では、TEE 7 Rheingold(TEEのラインゴルト号)のサボや鉄道の絵葉書を買いました。
鉄道模型を買いに行くためには、まず店探しからはじめなければならず、観光案内所に「模型屋はどこ?」となれない英語で聞いたら、すぐに「こことここだ!」と英語で返ってきた。僕みたいに模型屋を聞く人が多いのか、分からないが、日本では考えられないほど即答でした。・・・さすが、本場じゃ!!
店が分かり、早速地下鉄で街に出かけ、無事に模型をゲット!しました。(この時は、オリエント急行セットなどを購入)購入した店で、紫色をベースにマーブルに塗られた丸いものをただでもらった。「どうぞ。奥さんも」らしいことをドイツ語で言われ、「これはなんならと?」日本語て聞いてもお互い分からず、ひとまずもらわないと帰してもらえそうも無かったので、訳がわからずもらい、ポケットに入れた。
模型を購入後、市内を少し散策して、フランクフルト駅に戻った。
(画像、街中を散策中に出会った大聖堂)
ドイツの地下鉄は、とてもきれいで、路面電車を大きくしたような感じでした。・・・日本に帰ってきて気づいたのですが、Sバーンでも往復できる路線で・・・ユーレイルパスならただだった。
地下鉄:Frankfurt Haupt bahnhof駅→(Uバーン U5)→Konstablesache駅

地下鉄:Romer駅→(Uバーン U5)→Frankfurt Haupt bahnhof駅


フランクフルト駅に帰ってくるともうすることが無く、駅をうろうろしていました。妻は暇つぶしのゲームをしていました。駅のフードショップで夕飯を食べていたところ、隣に座ったドイツ人らしき人たちが日本のビールを片手に食事をしていた・・・・ドイツと言えばソーセージとビールと思ったのですが、なんか日本のビールもドイツビールに負けていないようで嬉しかった。
荷物預かり所の終了時間となり、荷物を引き取り、列車の発車する時間0時15分まで、ラウンジでボーッと待つことにしました。ユーレイルパスを持っていると、「DBラウンジ」が利用できます。ただし、飲み物代は有料だったと思います。(頼まなくても問題なし)場所が2階で、ガラス張りだったので列車と人の往来を見ているうちに時間は瞬く間に過ぎました。妻の機嫌悪さのピークも迎え、今日の写真撮影禁止令が発動されました・・・・。でも、撮った写真があったりするが・・・撮れたのが嬉しくて自慢して・・ばれた。

0時15分発の寝台列車(DB NachtZug)でハンブルグに向かいました。向い側のホームには、モスクワ行きの列車が止まっており、シベリア鉄道に夢をはせていました。今回の旅行がもう少し長くできたなら・・・現実に乗れたのですが。(ただし、この翌年にシベリア鉄道に乗りに行っています。詳しくは、こちらからどうぞ!

乗車したDB NachtZugはタルゴ型の車両で、スペインにしか無いと思っていた車両に乗れ、感激もひとしおで大満足ものでしたが・・・妻には車両の型より、中の綺麗さが受けました。

鉄道:Frankfurt am Main Hbf駅0:15発→(DB NachtZug1598)→Hamburg Hbf駅6:43着

6日目へ 私の旅日記トップへ 8日目へ