シベリア鉄道・ヨーロッパ旅行記

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Vol.1 船でロシアへ

7月19日

  長年の夢であったシベリア鉄道乗車の機会がついにやって来た!! 会社の10年勤続で4週間の休みをもらい、飛行機を使わずにシベリア鉄道経由でヨーロッパまで行って来た。
  JR姫新線上月駅まで妻に送ってもらい、大阪に出てサンダーバードで高岡 伏木港へ向う。高岡からの氷見線の車内は学校帰りの高校生でいっぱいだったが、伏木駅に着いたらロシア人をちらほら見かけ、これから船でロシアに渡るんだなぁという実感側行け来る。
  駅の裏が岸壁でウラジオストック行きの船は着岸しており、輸出中古車の積み込みが始まっていた。出港時間は午後4時で、3時から出国手続きをするとのこと。出国手続きは船のダンスホールで行われ、パスポートを機械にかけるだけの簡単なものだった。・・・これで本当にロシアに出国できるの???
  出港予定の午後4時を過ぎてもまだ車の積み込みが続いている。船内アナウンスで昼食の放送があり、食事をする。日が暮れてもまだ車の積み込みが続いている・・・何時になったら出港するのやら???今度は夕食のアナウンスがある、出港前2度目の食事をすます。
  午後9時ようやく岸壁を離れ、アントニーナネジダノバ号は一路ウラジオストックに向け出港した。日本海を縦断するというのでかなりの揺れを覚悟していたが、幸い海は凪いでおり快適な船旅が出来そうだ。メインデッキのダンスホールでは夜遅くまで華やいでいた。

7月20日

  今日は海の日にふさわしく一日中日本海洋上を航行する。見渡す限り水平線で島影は何も無い。遠くに2隻の船が平行して走っているのみだ。日中はデッキに出てしばしお昼寝。潮風が心地良い。

7月21日

  もう少しで港に着くのにもやで何も見えない。突然・・タグボートが船に横付けした。船窓からタグボートの船首が飛び込んで来てビックリした。ウラジオストック港に10時過ぎに到着のようだ。アムール湾に入ると、ロシアの軍艦やシベリア鉄道の駅、ウラジオの町が一望できた。ついにロシアに来たという実感が湧く。
  入国審査は多少時間が掛かったが、問題なくパス。荷物の中も開けられることなく通過できた。港のホールに現地旅行社の係員が待機しており、そこで明日のロシア号の切符を受け取る。時間は12時を回っているのでホテルでチェックインしてから市内観光に出かける。宿泊先のウラジオストックホテルは駅から真っ直ぐ坂を登ったところにあった。
  トラムに乗って展望台方面を目指す。まるでトランポリンのようなよく揺れる電車だ。降りる停留所が分からないので、地図を頼りに適当なところで下車。ちょうどケーブルカー下だった。展望台からはウラジオストック市街が一望できた。長崎のような雰囲気かな?再び市電で革命戦士広場に。この周辺が一番賑やかなところのようだ。
  駅に戻るとハバロフスク行きのアケアン号が発車を待っていた。明日はいよいよロシア号でシベリア横断だ!!!

アントニーナネジダノバ号

 

大量に積まれた日本車

日本海の夕日

ウラジオストック市街

ウラジオストック市電

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船でロシアへ

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シベリア鉄道

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モスクワから北欧へ

Vol.4
ドイツ周遊

Vol.5
氷河急行