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Vol.4 コンクール


随分と長い間書くのを怠ってしまいましたがついに続編です。

なんとかまず落ちつきましょう。。。
いろいろアクシデントがあったけれどとにかく本番!
あ、とにかく生徒を落ちつかせなくちゃね。
・・と、舞台袖に急ぐと前の学校の演奏を神妙に聴く生徒たちの姿。
効果があるか、それとも逆効果かと思いつつも
リハーサルで自分のペースを崩してしまった子のところへ行き
「まわりが助けてくれるから。まわりの声を聴いてね。
まわりのハーモニーにのればちゃんと歌えるんだから。」
と、肩に手をかけました。と、すると
ぽろぽろぽろぽろ・・・・

ぎゃ〜!!泣き出しちゃった!!!
・・・と思ったら今度はとなりにいた子がまた

うるうるうるうる・・・・

(ちなみにこの子は朝起きたら風邪ひいていて声がでにくくなっていました)
やっば〜い!もう3分前だぞ〜!
逆効果だった〜〜〜〜!
まわりの子達もおろおろおろおろ・・・・

「泣いたら声がでない!意地でこらえなさい!!!」

と叱咤激励(?)うちに本番!ひゃ〜〜〜〜!

舞台に向かう3年生と一人ずつ握手しながら送っていき
私も舞台にでていきました。

<閑話休題>
生徒の写真なのでここには出せませんが
とってもらった写真の中でとても印象的な場面がありました。
岩国に出発する前の最後の練習の時

「舞台に立ったら舞台の広さを自分の目でみなさい。
自分の声が天井から客席の隅々まで通るように。」

ここにある一枚の写真は、私が客席に向かって挨拶をしているとき
彼女たちの何人かが天をとてもいい表情で天を仰いでいます。
この写真を見たとき、私はなぜだか無性に感動してしまいました。
思い出の一枚の写真です。


課題曲はア・カペラ。
どんな声がでるのかとドキドキしながら指揮の手をあげる。
そしておろした瞬間・・・
・・・16人の豊かな声が会場を包みました。
緊張していたと彼女たちの表情がやわらぎ、
曲にのってきだしたことが伝わりました。
ソロもリハーサルの時とは打って変わってきれいにハモり、
「これが私たちの音楽だ」と自信を持って言える作品を
演奏することが出来たのです。
でも、自由曲はいまひとつテンポが走ってしまい
こちらの方を得意としていた分、悔しい思いをしてしまいました。

そして、全ての演奏が終わり、暖かい拍手を頂いて、私たちは舞台を降りました。

結果発表までのハプニングに続く・・・(まだあるの???)