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| 過去ブログ（2009年） |
2009年4月9日
この春、大学間交流促進のためスウェーデン（ストックホルム）とオランダ（アムステルダム）を短期間訪問した。スウェーデンでは、夕方4時ごろ、人々が猛然と家路を急ぐ帰宅ラッシュに2度ほど遭遇した。夕方6時とか7時ではなく、４時にである。ドイツもそうだが、朝早く出勤し、効率的に働き、残りの時間をたっぷり楽しむという生活スタイルのようだ。
今回、スウェーデンでは篠田先生がやっている労働組合の聞き取りにも参加させてもらった。そこで、「保育園が4時までだから、それまでに仕事が終わらないと困る （がそのようなことはない）」という話を聞いたのが印象的だった。
2009年9月10日
先日、京都シネマで土屋トカチ監督『フツーの仕事がしたい』を観た。
テーマは正社員ワーキングプア。
これまでワーキングプアというと、パートや派遣など非正規の働き方が中心に扱われてきたが、低賃金に苦しむ正社員という問題もまた存在している。そのことを思い出させてくれる映画だった。
2009年9月4日
8月末、オーストラリアで開催された国際労使関係学会に参加してきた。学会では、大学院のSゼミで同じだった山田先生や李先生にお会いし、世界の小ささを改めて感じることになった。
学会では、サブプライム以降の各国の雇用情勢や雇用政策について有意義な話を聞くことができた。とくに興味深かったのはオーストラリア。オーストラリアは、近年、雇用分野では新自由主義の最先端をいく感じがあったが、今年からWork Fair Actが施行され、労働者保護に大きく路線が変わった。学会では、その背景や理念などを詳しく知ることができた。
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