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2010年12月15日
3月に開催される国際シンポのため、他の先生方と一緒にはじめて香港を訪れた。欧米(と中国の合弁企業)の乗用車が目立つ中国本土と比べて、日本車の多さが目についた。香港は日本と同じ右ハンドル(左側通行)というのがその一番の理由のようだが、中国本土に対する距離感のようなものがそこに表れているような気もした。当たり前だが、中国と言っても簡単にひとくくりにはできない。
また香港では、超高級な高層マンションが多数建設され、1億円を超える物件も全く珍しくないというのにも驚いた。中国の富裕層が、香港の不動産を多数買っているということだった。中国の場合、たった1%(の富裕層)でも1千万人を大きく超えるから、その影響は絶大だ。ただ中国本土では、インフレが大きな社会問題になり、金融引き締めが始まった。今後の動きが気になる。
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