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旅の思い出 (シリア編 1993年夏) |
1993年の夏にギリシャ、トルコ、シリア、ヨルダン、イスラエルを訪問した。
今と違って、日本からの旅行者が安心して旅行できた時代だった。
下は12世紀に十字軍によってつくられたクラック・デ・シュヴァリエ城(ユネスコの解説)。
日本では十字軍というと過去のおとぎ話のように感じる人も多いと思うが、こういう巨大な城が残っているのを実際に見ると、十字軍の存在を肌で感じることができる。
下はシリア第二の都市アレッポにあるアレッポ城。十字軍の攻囲に耐えた中世の城。
下はアレッポ市街。交通の要所にあるため、中世から多くの戦乱に巻き込まれてきた。しかしそれは昔の話。1993年当時は、この平和で美しい商業都市が再び戦争に巻き込まれるなど想像することもできなかった。
残念としかいいようがないが、現在アレッポは内戦の戦場となり破壊が進んでいる。ここにあげた写真の風景は、もう地上に存在しない。
アレッポのスーク(市場)。
下は紀元前の建物が多く残るパルミラ神殿(ユネスコの解説)。人々が安心してこの地を訪れることのできる日が再びくることを願う。
パルミラ神殿に隣接したオアシス。
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