シベリア鉄道・ヨーロッパ旅行記

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Vol.4 ドイツ周遊

8月2日

  EC483 アンデルセン号の個室寝台は共同シャワー、朝食付きで快適だ。列車はドイツ南部の田園地帯を走っている。一晩でドイツ国内を縦断したことになる。今日はこれからフュッセンに向い、ノイシュバンシュタイン城を見て来る予定だ。
  9:18ミュンヘン中央駅到着。ここで10:51発フュッセン行きに乗り換えだ。列車はプッシュプルの客車列車で、編成中ほどに半室1等の車両が連結してあった。1等室内は、ユーレイルパスを持った観光客で満席だ。(私もその1人だが・・・・・)
  ミュンヘンから2時間半でフュッセン着。予約してあった駅前のホテルに荷物を預けてノイシュバンシュタイン城のあるホーエンシュバンガウへ向うことにする。駅前のバス停に行くと、バスは出た直後で次のバスまで1時間待ち。距離で4kmということなので歩いていくことにする。(所要1時間)
  城の麓のチケットセンターに着いた時はヘトヘトだった。入場券は行列も無く難なく変えた。(午後からは空いているのだろうか?)指定された入場時間まで時間があるのでマリエン橋を回っていくことにする。観光パンフレットでよく見る絶景がそこに広がっていた。・・・感激!!・・・天気もよく、城に向って午後から順光になっているので思わず何枚もシャッターを切る。マリエン橋からノイシュバンシュタイン城を写すのは午後からが日当たりがよくてきれいに撮れますよ〜。
  城の中はごく普通の中世のお城といった感じ。麓に戻ってバスでフュッセンに戻る。市街地は、自転車のロードレースがあったらしく賑やかだった。
  今日は歩き疲れたのでドイツビールでキュッと一杯。実にうまい!!それに安い!!ドイツではジュースよりビールのほうが安いというのは本当だった。

8月3日

  ドイツとオーストリアの国境が近くにあるようなので行ってみる。途中レッチ滝という景勝地があった。独墺国境は、想像していたものと全く違っていた。国境警備員も誰もいない。これじゃあ県境と同じだぁぁぁ!!ホントに標識があるだけの質素なものでした。
  フュッセンに戻り、列車でアウグスブルク経由でニュルンベルクに向う。アウグスブルク行く列車は2両編成の気動車で、4人がけのボックスシートが並んでいた。キハ58の座席を一回り大きくした感じか?アウグスブルクから最新鋭のICE3でニュルンベルクへ。
  楽しみにしていたDBミュージアムに行く。アドラー号やICE3など興味をそそる展示物が多い。直営のショップでは、ドイツ鉄道のサボやサボ差し、鉄道模型などを販売しており、メルクリンを土産にGET!!(ホントはサボが欲しかったのだが大きすぎるので断念・・・・・)
  市内中心部のマーケット広場まで足を伸ばすが、雨が降出し早々に駅に帰る。
  次はICとICEを乗り継いでハンブルクに向い、今日の宿泊先のNahat Zug(夜行列車)に乗車する。

8月4日

  私の乗ったNahat Zug はタルゴ型の寝台車だった。トイレシャワー付きで朝食は食堂車でバイキングというからまさに動くホテルだ。日本のサンライズエクスプレスもこれくらいのサービスをしてくれたら良いのに・・・。シュツットガルト9:01着。
  チューリヒ行きICE発車まで3時間あるので、ポルシェ博物館とベンツ博物館に行く。ポルシェのほうは、S5で中央駅から3つ目ので下車。駅前一帯はポルシェの本社敷地だった。博物館はレーシングカーを中心に展示していた。ついでにショールームにも寄ってみる。憧れのスポーツカーがずらりと並んでいる様子は感激だった。次に中央駅でS1に乗り換えてベンツ博物館に行く。こちらのほうが豪勢だ。展示している車の台数も多いし、日本語ガイドまである。列車の発車まで時間が無いので足早に立ち去る。
  今度はICE−Tでチューリヒを経由してスイス サンモリッツに向う。ICE−Tの最前列は展望席になっていてファンにはたまらない場所だ。スイス国境を過ぎた頃ラインの大滝が車窓に飛び込んでくる。チューリヒでクール行きICに乗り換え。キャンプ帰りの学生のグループがキャンプソングを歌って賑やかだった。
  クールからは氷河急行が走る路線をサンモリッツまで行き、今日はそこに泊ることにする。

H.C.アンデルセン号

ミュンヘン中央駅

ノイシュバンシュタイン城

オーストリア国境

ICE

DBミュージアム

タルゴ型 Nahat Zug

ポルシェ ショールーム

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ドイツ周遊

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