シベリア鉄道・ヨーロッパ旅行記

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Vol.2 ロシア号発車!!

7月22日

  今日は朝からあいにくの雨模様である。同宿でシベリア鉄道も同じ列車に乗る高木さんとハイヤーで駅に行く。発車まで時間があるので荷物を一時預り所(カーメラフェラニーニャ)に預けようとするが行くまでが大変。場所は前日に下調べしていて分かっているが、何せこの雨で至る所水溜まりが出来ていて預り所までこれを避けていくことが出来ない。靴を水浸しにして何とか荷物を預け、身軽に。とほほ・・・このままでは靴がないので列車の車内履きを兼ねてサンダルを購入。
  次に友達から土産を頼まれたロシア帽が思った以上にかさばるので船便で郵送することに。ロシア語はチンプンカンプンなのでガイドブック片手に郵便局員と悪戦苦闘の末、何とか発送に成功。郵便局員さんどうもありがとう。
  郵便局の片隅には日本で言いう郵趣会の売店があって記念切手や絵葉書を売っていた。鉄道の切手を集めた切手帳を発見し、購入!!手持ちのルーブルが乏しくなったので駅前の銀行で60$を両替する。
  駅の戻ると待合室にはロシア号を待つ乗客でいっぱいだった。乗車開始のアナウンスがあり、列車に乗り込む。切符には8号車と書いてあるのに、なぜか10号車に連れて行かれた。同室のロシア人はパイロットのバレリーさんと軍役帰りのセルゲイ夫妻だった。セルゲイさんの荷物の多さに驚いた。超特大のスーツケースに大型バッグ、ラジカセの箱ともう一つダンボール箱!!これ全部部屋に入るのかな?列車が発車する頃にはあふれていた荷物は棚の上、ベッドの下にちゃんと収められた。
  同室のみんなに最初が肝心と自分から片言のロシア語で名前とモスクワまで行くことを伝えると先方もみんなモスクワまでだった。発車後しばらくして部屋で夕食が始まり、ご馳走になる。みんなでウォッカで乾杯!初めて飲むウォッカで一口飲んだだけできいた。
  ロシア号1日目の夜がふけて行く・・・

7月22日

  ロシア号2日目。思った以上によく寝れた。列車はシベリアの大平原の真っ只中を突っ走っている。カーブでは先頭の機関車までよく見える。

7月23日

  ロシア号3日目。今日も大平原の中をひた走る。

7月24日

  ロシア号4日目。・・・・・・・

7月25日

  ロシア号5日目。バイカル湖に沿って走る。湖は濃いブルーでとても美しい。午後イルクーツク着。

7月26日

  シベリア鉄道は複線なのに工事の関係で下り線を使って単線運転を実施していた。再び複線に戻る駅では長大な貨物列車が3編成ほど待機していた。
7月27日

  線路状態がよいのか、朝からずっと120km/hで快走している。今までの50〜60km/hでのろのろと進んでいたのとは雲泥の差だ。15:13、ヨーロッパ/アジアのオベリスクを通過!! 強い逆光の為撮影に失敗。(残念)

7月28日

  長かったシベリア鉄道の旅も今日の夕方終着する。昨夜は車内でであった色々な人との出会いを思ってなかなか寝付かれなかった。
  いつの時刻改正からか分からないが、最近のロシア号運行ルートはキーロフからゴーリキー経由でモスクワに入るルートに変わっている。
  キーロフでは隣ホームに下りロシア号が停車していた。車内は今まで一緒だった乗客が下車し、新しい乗客と入れ替わったせいか通路が寂しい。
  モスクワが近づくにつれ、高層アパートやテレビ塔が見えて来た。列車はヤロスラブリ駅に入る為の短絡線を走る。(本来ならばカザン駅なのか?)
  モスクワに2:20遅れて19:00到着。地下鉄でホテルに向うが、宿泊先のホテルは巨大なビル4棟からなるマンモスホテルでレセプションをたらい回しにされながら4個所目にしてやっと目的の場所にたどり着いた。
  ホテルは高台に建っており部屋から市街を見下ろすことができる。なんだか東京を遠望しているみたいだ。

ウラジオストック駅

 

ロシア号

大平原の中を走る

車内で出会ったロシア人

バイカル湖に沿って

夕日に染まって

下りロシア号との離合(キーロフ)

モスクワ ヤロスラブリ駅

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船でロシアへ

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シベリア鉄道

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モスクワから北欧へ

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