いってきました北海道

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第2編 上高地〜北海道・富良野・層雲峡
10月11日

  上高地からバス・電車で松本に出る。松本から長野、直江津、長岡、東京、常磐線、東北線経由で北海道を目指す。 トップランナーは篠ノ井線だ。これから長野へ行くのだが、特急にするか、普通で行くか迷う。結局普通で行くことにした。 車内は勤め帰りの乗客で混雑していた。途中姨捨のスイッチバックを通り、善光寺平の夜景を眼下に眺めながら長野を目指す。 長野付近では北陸新幹線が寄り添っている。長野駅もすっかり様相が変わっていた。新幹線が併設され、駅舎も立て替えの最中であった。
  長野からは上野発のあさま28号で直江津へ。この列車は長野から快速扱いで、途中のスイッチバック駅は通過する。 直江津から長岡行きに乗り換えだ。最終列車で乗客もまばらだ。長岡では、ムーンライト越後発車まで2時間近く待つ。 この時間を利用して待合室のコンセントを拝借し、ビデオのバッテリーの充電を行う。夜行連泊となると、バッテリーの管理も大変だ。ムーンライト発車。

10月12日

  ムーンライトを越後を赤羽で下車。京浜東北線、日暮里乗り換えで常磐線いわき行きに乗る。 東京の一日は既に始まっており、常磐線初電は多くの乗客が乗っていた。取手付近で3日目の朝を迎える。 日立を過ぎたころ、車窓に太平洋が顔を覗かせた。北上するにつれ、車内を行き交う言葉が、東北訛りに染まってゆく。列車は仙台到着した。
  ここから東北線の旅が始まる。一ノ関行きは703系のロングシート車だった。一ノ関で乗り換えた青森行きもまたロングシート車だ。 これで、8時間ロングシートに揺られることになる。長距離のロングシートは疲れる。一昔前の50系客車が懐かしい。
  一ノ関から乗り続けること5時間42分、列車は青森駅に到着する。ここからは急行はまなすで札幌へ向かう。 はまなすを待っている間、隣のホームに大阪行きトワイライトエクスプレスが入線して来た。 北海道からの帰りに乗る列車だ。今から楽しみである。はまなす定刻発車。

10月13日

  札幌到着をすばらしい朝日が出迎えてくれる。札幌到着後、リゾート列車”彩発見とかち”号で帯広へ。天気は文句無しの快晴だ。 石勝線内の紅葉もきれいだ。リゾート列車の旅はあっという間に終わり、帯広到着。ここからレンタカーで観光する。まずは新得へ引き返し、増田山へ行く。 増田山は、狩勝峠の列車写真では必ずといっていいほど出ている鉄道写真のメッカである。この日も2人ほどカメラのシャッターを切っていた。 ここで、おおぞら・スーパーとかちなどを撮影し、今日の宿泊先、上富良野ロッジトロルドハウゲンへ行くことにする。 ペンション風の建物で、食事もGOOD、料金もリーズナブル。 おまけに夕食後オーナーによる手作りコンサートもあり、大満足の一夜を過ごす。

10月14日

  朝目覚めると、部屋の窓から富良野の丘が見渡せた。ロッジは丘の上の一軒家だった。今日は麓郷の森、層雲峡をまわる予定だ。 宿舎を後にし、車を走らせること数十分でドラマ、”北の国から”で有名な麓郷の森に到着。 セットに使われた建物の前では、どこからかテーマ音楽が聞こえてくるようだ。 麓郷展望台からはどこまでも続く景色が一望できた。
次は択真館を訪ねる。風景写真の第一人者前田真三氏のギャラリーで、丘と光がおりなす素晴らしい写真につい見とれる。 自分もこんな美しい写真を撮ってみたいものだ。択真館を後にし、層雲峡へ向かう。途中大雪の頂に雪を発見する。 次の層雲峡では最後の紅葉を楽しむ。銀河、流星の滝など絶景が続く。北海道の夕暮れは早く、午後4時30分には美しい夕焼けが見られた。 西日本ではまだ陽は高いだろう。今日はこれから帯広で車を返し、スーパーとかちで札幌へ帰る。


青森までは5時間42分
青森駅到着
朝日がお出迎え
彩発見とかち
増田山
麓郷の森
流星の滝

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