いってきました北海道

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第5編 礼文島・オホーツク沿岸
10月17日

  札幌からの急行利尻号は利尻島を望む日本海沿いを走っていた。終着稚内はすぐである。稚内から船で礼文島へ渡る。 フェリーターミナルに行くと、利尻島経由の臨時便が先に出港し、礼文島にも先着するとのことで、臨時便に乗船する。 日本海の荒波で船はとてもよく揺れた。おかげで、礼文島には少し遅れて到着する。
  港には、今日泊る民宿の人が迎えに来てくれていた。 島を廻りたい旨を伝えると、今はオフシーズンで、バスもなく、レンタカーしかないとの事。仕方なくレンタカーを借り、スコトン岬へ行く。 先ほどの日本海の荒波はうそのような晴天だ。しかし、いざスコトン岬に着いてみると、突風に吹き荒らされており、立っているのがやっとである。 三脚を立てて記念写真もままならないが、何とか写真を撮る。岬の売店の人の話によると、天気のいい日はここからサハリンが見られるそうだ。 今日は天気はよいが、サハリンは見られなかった。岬を後にし、来た道を戻る。途中礼文林道に入り、島の西海岸へ出る。 礼文島西海岸は桃岩や地蔵岩などといった景勝地が続き、東海岸とは対照的な荒々しい海岸線である。水平線に沈む夕日がとても素晴らしい。

10月18日

  朝一番の船で、礼文島を後にする。途中船上からサハリンを望む。稚内からはバスで、枝幸、紋別とオホーツク沿いを南下する。 まずは旧天北線代替バスで浜頓別へ。途中天北線の路盤跡が見え隠れする。立派な道路に生まれ変わった所もあった。 浜頓別は駅跡がバスターミナルになっていた。オホーツク沿いをさらに南下し、枝幸に着く。 昔、興浜北線の終着駅があった所で、駅跡は交通公園として生まれ変わっていた。ただ”駅前食堂”という看板だけが昔ここに駅があった事を物語っていた。 枝幸から雄武を得て、紋別へ。ここもまた、駅跡がバスターミナルとなっていた。紋別はカニの産地で、カニの料理屋が、多かった。 バスセンターの案内所で、カニ料理の店を聞き、今日の夕食はカニのフルコースとする。 日もすっかり暮れ、今日はこれから遠軽へ出て、オホーツク10号で札幌へ帰る。


利尻島
スコトン岬
礼文島西海岸
北見枝幸駅跡

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