いってきました北海道

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第6編 小樽・Twilight Express
10月19日

  北見から乗ったオホーツク10号は定刻に札幌駅に到着する。 今日はこれから小樽を訪ね、札幌14:09発大阪行きトワイライトエクスプレスで北海道を後にする。
  まだ朝早いので、札幌の市内散歩に出かける。旧道庁、時計台(改修中)、大通り公園を一回りする。 ついでにこの日追加発売されるプロ野球日本シリーズの神戸グリーンスタジアム オリックス−巨人のチケットを手に入れる。 さすがに遠いせいか、プレイガイドカウンターには、誰も並んでなく、チケットは難なく手に入った。
  札幌駅からマリンライナーで小樽へ向かう。 銭函付近から海が見えた。南小樽で下車。小樽オルゴール堂、小樽運河を散策する。 オルゴール堂では館内がきれいなオルゴールの音色につつまれていた。次は交通記念館へ行く。 ここは鉄道資料館をリニューアルして交通記念館となったもので、改装前と比べ、展示内容、規模とも大幅に増加している。 館内は、鉄道のほか、自動車や船、飛行機と、交通機関に関する資料が多数展示されていた。鉄道ファンなら一日いても飽きないだろう。 小樽駅まで歩き、マリンライナーで札幌へ帰る。

フィナーレ

  10日間におよぶ北海道旅行もフィナーレを迎え、いよいよ帰途につく。 最終ランナーは豪華寝台特急で有名なトワイライトエクスプレスだ。 それも奮発してロイヤルを取った。部屋に入ると、まるで、シティーホテルの一室を思わせる内装だ。 列車は定刻に札幌駅5番ホームを後にした。これから旅の最後を飾る22時間の寝台特急の旅が始まる。 車内放送が終わる頃、列車は千歳線に入っていた。 しばらくすると、ウェルカムドリンクとして、ワインとおつまみが配られる。 列車でこんな経験をしたのは初めてだった。 東室蘭を過ぎると、日は西に傾き、トワイライトにふさわしい夕日が見送っているようだ。
大沼付近を通過した頃はもうすっかり日が暮れていた。 ここで運転停車する。何かあったのか、なかなか発車しない。やっと動き出すと、すぐに五稜郭到着だ。 ここでは、機関車が交換され、すぐに発車となる。 列車は17分遅れているらしい。函館の夜景が車窓から遠ざかっていく。 これで北海道ともお別れだ。
  青函トンネルが近づくと、4号車サロンカーで車掌による青函トンネルの説明が行われている。 列車は、遅れているにもかかわらず、海底駅を減速して通過した。 午後9時30分青函トンネルを抜け、本州に上陸した列車は青森駅に到着した。 ここで、機関車交換と乗務員の交代がある。ここから乗務するのはJR西日本の車掌さんだ。 青森を発車すると、自分の部屋に戻り、自室のシャワーを浴び、就寝する事にする。

10月20日

  朝目覚めると、列車は日本海沿岸を走っていた。遅れも取り戻したらしい。 食堂車からモーニングコーヒーが配られる。また、新聞の朝刊もサービスで配布される。まさに走るホテルだ。 朝食は食堂車で取る。一流ホテル並みのサービスで日本海を望みながらの朝食は格別である。 (値段はちょっと高いけど ・ ・ ・ )列車は敦賀に到着した。ここで3度目の機関車交換が行われる。 後発の雷鳥に追い抜かれてゆく。琵琶湖が見えてくると、終着大阪は近い。 京都を出ると、いよいよラストスパートだ。途中大阪を12時に発車した下りトワイライトとすれ違う。 淀川を渡る頃、終着を告げるアナウンスが流れる。 ”札幌からの長旅お疲れ様でした。あと5分で終着大阪です ・ ・ ・ 。” 午後12時42分、列車は大阪駅4番線に到着した。

第6編 終わり



オルゴール堂
交通記念館
Twilight Express
ワインで乾杯
Twilightの夕焼け
サロンカー
夜は更けてゆく
いってきました北海道  終わり
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第1編
高山・上高地
第2編
富良野・層雲峡
第3編
知床
第4編
大沼公園
第5編
礼文島・オホーツク沿岸
第6編
小樽・Twilight Express